今年1月に続き、滋賀大学教授の真鍋晶子先生に再びご依頼をいただき、日本の大学生の皆さんにリモートでお話をさせていただきました。
年明けから真鍋先生のご指導でW.B.イェイツの作品を学ばれるという皆さんに向けて、アイルランドの概略や、イェイツが傾倒したケルトの思想、さらにには、イェイツ・カントリーと呼ばれるスライゴ(Sligo, Co. Sligo)とその周辺のゆかりの地や作品の舞台を写真でご紹介。
やはり「話して伝える」ことが私の本業なので、お話するのはとても楽しい。こういう機会を頂戴することで自分の知識や考えのまとめにもなりますし、なかなか復活しないガイド業のリハビリにもなり、大変ありがたいです。

本日はダブリンのクリスマス・ライトを背景に🎄お聞きくださった皆さん、質問をしてくださった方々、ありがとうございました!

イェイツの代表作「The Lake Isle of Innisfree(イニシュフリー湖島)」の舞台とされる、スライゴのギル湖(Lough Gill)と浮かぶ小島(講演中のスライドより)
イェイツ自身の朗読による詩も聴いていただきたく、YouTube画像をお見せしました。
ブツブツ声に出しながら詩を創作していたというイェイツ。単に言葉を紡ぐだけでなく、こういうリズムと音感を伴って空想の翼を広げていたんだなあ、と感慨深いです。
学生さんに向けてお話する…というと、自分が学生の時に先生が海外で活躍する元教え子さんを授業に呼んでくださったことを今も思い出します。
バスク語が堪能な、バスク地方にお住まいの女性で、確か川端康成をバスク語に翻訳した方だったような。日本語とバスク語の類似点をお話下さり、肝心の内容はうろ覚えとなってしまったものの、未知の国と言語への興味を掻き立てられ、その国に暮らす方の「生きた」話に深く感銘を受けたものです。
回りまわって自分がお話する立場となり、あのときに私が受けたような刺激やインスピレーションをほんの少しでもお若い方々に与えることが出来たら…とそんな気持ちでお話ししました。
今週はもうひとつ、オンラインでのトークがあります。師走特有の気忙しさも伴い、隙間時間にクリスマスカードを書き書きバタバタしていますが、楽しみながらこなしていこうと思います♪
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