ずっと行きたかったイタリアンレストランで、週末に、少人数の親しい友人たちと集いました。
気の利いたカフェやレストランが多く集まる、ダブリン市街地に近いストーニーバター地区(Stoneybatter)のグラノ(
Grano, Manor Street, Dublin 7)。評判を聞いてぜひ行きたい!と昨年3月に予約したものの、間もなくパンデミック&ロックダウンに突入し、閉店。
約1年半ぶりに再開したとたんに予約が殺到したらしく、どうにかテーブルが取れたのが3ヶ月先のこの晩でした。

クリスマスのライトでキラキラの店構え
オミクロン株パニックでまたまた閉店要請が出ちゃったりして~と半ば冗談交じりに心配しつつも、無事に迎えた1年9ヶ月越しのグラノの夜。
期待にあたがわず、いえ、期待以上に美味しく、フレンドリーな店員さんたちと、共にテーブルを囲んだ友人ディヴィッド、イデール、マルコスのおかげで、お腹も心も温まる楽しいひとときを過ごしました。

さすが人気店、18時開始という早めのディナーでしたが、入店したときにはすでに満席でした
やっと来れたことを願って、そして、(個々には会っていても)やっと集えたことを祝って、プロセッコで乾杯しましょう!とボトルをあけました🥂

私が注文したブッラータチーズと生ハムの前菜。ディヴィッドのズッキーニのラザニア風料理や、イデールのミートボールもおいしそうでした

メインディッシュは、名前を失念しましたが、ほうれん草のラビオリ風パスタを。デリケートなソースの味わいといい、トッピングのナッツの香ばしさといい、食べ終わりたくないほどのおいしさ。ワインのセレクションも素晴らしく、マルコスが選んでくれた美味しい赤ワインを皆であけました

デザートはやっぱり、このお店の絶品ティラミス!閉店中にテイクアウトしたことがあり、悶絶もののおいしさであることを知っていたので、ほかのデザートには目もくれず迷わず注文(笑)
ディヴィッドの誕生日が近いので、デザートのときにサプライズでお祝いをしたのも楽しかったです。

スタッフも店中のお客さんたちもみなでハッピーバースデー♪を歌ってくれ、こちらが驚くほどに驚いてくれて大成功でした!
もしもディヴィッドが、パンナコッタとか、チョコレートムースとか、キャンドルが刺しにくいデザートを選んだら困るなあ、と懸念して、店に入ったときから、「見て、あの人が食べてるティラミス、すっごくおいしそう!絶対注文すべきだよね~」と洗脳し続けていた私。
イデールとマルコスは笑いをこらえるのに必死だったそうで、のちほど、「ナオコ、少なくとも10回はティラミスを連発したよ!」と言われて大笑いしました。
食後に飲み直しを、とパブへ行くも、どこもテーブルがいっぱい。今やパブも感染対策で、とくに週末は、飛び入りでカウンターで立ち飲み…なんてことが簡単には出来なくなってしまった。
近所に住むディヴィッドの家におじゃまして、美味しいイタリアンワインで再び乾杯することが出来たのは幸いでした。
ディヴィッドもイデールもマルコスも、サーフィンを通じて知り合った10年来の友達。週末のサーフ旅行や海外ホリデー、ダブリンでのナイトアウトを数えきれないほど共にし、思い出を共有してきた仲間です。
次第に夜も更け、美味しいワインも手伝って誰もが饒舌になり、思い出話、よもやま話に花が咲きました。かつてはもっと大きなグループでサーフィンしたり、パーティーしたりしていたものです。個性的な面々もいるけど、お互い長所・短所を認め合いながら、いち時代を共に過ごしてきたんだなあ、としみじみ。
コロナ禍で集う機会は減っても、変わらぬ友情をあらためて確認し合ったのでした。
そうそう、この晩、グラノで流れた音楽に聞き覚えのあるものが。「これって、日本の曲の気がする…」とつぶやくと、マルコスがすかさずシャザム(かざすと瞬時に曲名を教えてくれる携帯アプリ)で確認してくれて、なんと、由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」でした!ラ~ラ~~ララ~♪というアレです。
私が生まれる前のヒット曲を海を越えたダブリンのイタリアンレストランで聴くなんて、パラレルワールドっぽい!

ストーニーバター地区も街路樹がライトアップされ、すっかりクリスマスです🎄
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コメント
sima-s
2021/12/11 URL 編集
naokoguide
これからティラミスを食べるたびに、この日のことを思い出す気が。そして、「夜明けのスキャット」が頭の中をぐるぐるしそうです(笑)
あとで調べて知ったのですが、今、海外でも人気なのだそうです!
2021/12/11 URL 編集