昨日ギリシャから戻り、ダブリン空港到着後、空港に停めておいた車でそのまま向かった場所は、シティーウェスト・ホテル(Citywest Hotel, Co, Dublin)。
現在ここは、全国各地に設けられたHSE(政府保健省)が運営するPCRテストセンターのひとつとなっており、私もテストを受けるために赴きました。
私はワクチン接種を完了しているので、アイルランド入国要件としてのPCR検査は必要ないのですが、通訳の仕事に行っている職場がソーシャルディスタンスを保つのが難しい環境のため、職場独自の新型コロナ対策の決まりが設けられています。
ホリデーなどで海外から戻ってきたら、PCR検査の陰性証明を提出した上で職場に戻る、というのもそのひとつ。
現在、検査施設はいろいろあり、旅行用に陰性証明書が必要な場合などは民間の有料クリニックなどで検査しなければならないのですが、私の職場は結果がテキストメッセージで送られてくるHSEの無料検査で良いとのこと。
自主検査は以前はアポなしのウォークインでしたが、現在は前日または当日に予約するシステムとなっているので、帰国前日にギリシャからオンラインで予約しました。
シティーウェストは、パンデミック以前は日本からの団体グループもよく利用していたホテルです。かつては空港~シティーウェストと言ったら、アイルランドに到着したばかりのお客様グループを大型バスでお連れするルートでしたが、今では恐ろしいウィルスにかかっていないかどうかを検査するために来る場所になってしまったとは!
このホテルの一部は現在、コロナウィルス軽症者の隔離用施設であるほか、ワクチン接種会場でもあります。敷地に入ると大きな看板で、隔離はこちら、ワクチンはこちら、テストはこちら、と目的別の方向がわかりやすく示されていて、要所要所に係員の人が立って誘導してくれました。手際が良くて感動。
パンデミックが始まって1年半も経つというのに、これまでPCR検査を一度も受けずにこれたのはラッキーだったかもしれません。
受けたことのある友人知人の話によると、綿棒の長いようなモノを鼻の孔に突っ込み、それが「鼻の孔ってこんなに奥まであったの?」というくらい奥深いところまで貫通し、まるで目玉をグリグリ突かれているかのような痛みと不快感である、とのこと。聞いただけで恐ろしく、絶対に受けたくないっ!と思い続けていました。
そんなわけでかなりドキドキしながら、所定の場所に車を停めてテントの中へ。
予約時間より早く着いたのですが入れてくれて、待ち時間ゼロ。(遅れてきちゃった人も入れてくれて、やはり待ち時間ゼロのようでした)
恐れを押しやり、心を無にしてテストに臨んだところ、看護師さんも先生もとても優しくて、なんと、聞いていたような痛みはありませんでした。どういうこと?(笑)
綿棒の長いようなモノを差しこむのは、喉に一回、どちらか一方の鼻の孔に一回。普段職場でやっている抗体検査をもうちょっと奥まで入れた程度でした。(抗体検査は喉はなし、鼻は両孔)
そういえば、あの抗体検査もみんなすごく嫌がっているけれど、私にはなんでもない。(鼻の中をクルクル回されて、気持ちいいとさえ思えるときもある…ってアイルランド人の同僚たちに言ったら、ぎょえ~って引かれた・笑)
もしや日本人、痛みに強いのか。それともアイルランド人が大袈裟?(笑)
本日、検査から約20時間後に結果がきて、晴れて陰性。良かった、これで明日から職場復帰できます~。

昨日テスト会場でもらったもの。テスト後、看護師さんが「マスク要る?」とひと箱ど~んとお土産にくれました、やったー
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