ほんの数週間ほど前まではまったく知らなかった
ギリシャ北部の町、カヴァーラ。
ここへ来てみようと思ったのは、過去10年にわたり公私ともに親しくさせていただいている音楽プロデューサーの野崎洋子さん(
The Music Plant)が仕事で来ると聞いたからでした。
野崎さんは日本のケルト音楽シーンには欠かせない方で、90年代よりアイルランドや北欧を中心にワールド・ミュージックを日本にプロモーションし続けている方。メアリー・ブラックもルナサも、野崎さんなしでは日本での人気はなかった!
昨年3月にダブリンでお会いできるはずでしたが、パンデミックとなり実現しなかったので、国を移動できるようになった今、これがチャンス!とばかりに私の方から出張先におじゃましたのでした。
野崎さんはカヴァーラで開催中のコスモポリス(
Cosmopolis)というフェスティバルに、ゲストスピーカーとしていらしていました。
応援団のひとりとして私も野崎さんのトークに参加させていただいたのですが、それはそれは素晴らしく、異業種とは言え同じくワンマン自営業者であり、日本と海外の「架け橋」的な役割を担う者として、良い刺激をいただきました。

野崎さんの晴れ姿!

会場は開放的な街の広場で、関係者以外にもふらりと立ち寄って参加していく人も
ちょっと前まで私に付き合って遊んでくれていたというのに、いつの間にか準備が出来ていた野崎さん、スゴイ。
ホワイトボードにちゃちゃと要点を書きあげて、日本におけるワールド・ミュージックの位置づけや、日本のプロモーターの目に留まるためにすべきことなど、関係者には目からウロコ的な内容をサクサクとプレゼンしておられました。

終了後、興味津々のミュージシャンや関係者とのディスカッションが始まりました。日本での野崎さんのコンサート・ツアーの仕切りに感動したというポーランド人ミュージシャンのヤヌシュ・プルシノフスキさんが、思わずマイクを取り、野崎さんがいかにスゴイかをみんなに熱弁!
思えば私が野崎さんと知り合って、今年で10周年。2011年、MUJIのCD制作ツアーをご一緒したのが始まりでした。
なつかしいなあ、あの時の旅。コネマラでの当時の写真がここに。→
音楽プロデューサー野崎洋子さんの紀行ブログ(2011年12月)
あれから10年、MUJIの仕事はもう一本させていただきましたし(
昨年発売のBGM25)、多くの方とご縁をつなげていただきました。
ここ数年は野崎さんが主催する日本での「ケルト市」にも参加させていただいたりして、アイルランドのプロモーションをお手伝いする機会もいただいています。(→日本へ行けなかった昨年は
バーチャルで参加!笑)
こうしてギリシャで会っていも、遊びながら仕事のアイデアをポンポン交わしている私たち。あ、実は逆で、普段から仕事が遊びになっているのかも。仕事のこと、人生のこと、世の中のこと、全部ひっくるめてのおしゃべりが止まらない。
思いがけず実現した野崎さんとの10周年旅行。ギリシャというのも、今年はオリンピック・イヤーだし、小泉八雲の故郷だし…と、なんだか意味があった気も。
明るい日差しのもと、今後のプランも生まれました。これからもお互い元気で、遊びも仕事も楽しくしていきたいですね♪

ホテルのプールで遊ぶ50代女子2人。風はエーゲ海から吹く~(もと歌詞は英語)、女は海~♪とジュディ・オングを熱唱したがる私と、資生堂ナツコを連呼する野崎さん、燃えろ~、いい女~♪
※野崎洋子さんのブログ→
The Music Plant Blog
- 関連記事
-
コメント