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ビストロカフェWuff(ウフ)の店内ディナーと、夜道に漂うギネスの香り

パンデミック前にはよく出かけていた近くのビストロカフェ、ウフ(The Wuff, Dublin 7)が店内飲食を再開したと聞き、ディナーに出かけました。

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レンガ造りの古い雰囲気ある店構えなのですが、路面電車の線路沿いのため、店の全景を引きで撮るのが難しい(笑)

この店はコロナ禍で長きにわたり閉店していたので、このまま開かないのでは…と心配しましたが、今年に入ってからだったでしょうか、テイクアウトが始まり、屋外テーブルでの飲食が始まり…と徐々に営業を開始。
アイルランドでは7月26日よりレストランやパブの屋内飲食が解禁されましたが、ソーシャルディスタンスを保つため店内のテーブル数を限ると採算が合わなくなるなどの理由から、開けない決断をする店もあるのが実情です。ウフも数週間遅れて開けたので、決断や準備に時間が要ったのだと思います。

いずれにしても、宿泊ホテルのレストランではなく、街で「店内飲食」するのは今年初かも!
現状ではワクチン接種完了が店内飲食の要件なので、入口でデジタルCovid19証明書を提示。このお店はQRコードを読み取る機器を備えていないせいか、IDの提示も同時に求められました。
※参照→EUデジタルCOVID‐19証明書、発行始まる(2021年7月)

それ以外は、まるでコロナ禍以前の日常が戻ってきたかのよう。
外は小雨。今やどの店もパラソルや張り出し屋根を取り付けてくれてはいますが、雨風や埃、車の音にわずらわされることなく落ち着いてディナーが出来ることがとても嬉しく感じられました。

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近ごろのダブリンはカクテル流行り。グレープフルーツ+ザクロシロップ+プロセッコのカクテルで金曜の夜に乾杯♪

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友人とシェアした前菜のヤギのチーズのボンボン

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メインディッシュはがっつりラム・シャンクを。お肉がほろほろとはがれて、ギャートルズみたいな骨が出て来た!添えられていたチャンプ(ネギ入りマッシュポテト)とインゲンもめちゃくちゃおいしかったです(ギャートルズ、分かります?「はじめ人間ギャートルズ」!・笑)

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デザートにはバノッフィパイをいただきました。クリームの下にバナナとキャラメル、ずっしりした生地が層になっています

考えてみると、ここにはランチやブランチに来ていて、ディナーに来たのは初めてだったかも。いつも美味しかったけれど、こんなに美味しかったっけ?と感激。
素材も良いし、味加減も抜群、各々のディッシュがとても丁寧に作られていると感じました。

外食の機会が少なくなったせいか、3コースを食べ切るのがちょっとしんどくなり、バノッフィパイは完食できず。残り3分の2ほどは持ち帰りにしてもらいました。

入店時には明るかった空も、食後は真っ暗に。夏の前半に比べるとすっかり日が短くなり、夜9時前には沈んでしまいます。
雨もやみ、風もなく温かな夜。せっかくなので路面電車をひと駅歩き、夜の散歩を楽しみました。
すると川向うのギネス工場から、なんとも香ばしく、甘~い香りが。

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夜10時半頃ですが、工場からはまだまだ煙が勢いよく立ち上っています。ギネスを製造している第4醸造所です

我が家はこのギネス工場の向こう側にあるので、風向きによってやはりギネス製造の香りが漂ってくるのですが、匂いが微妙に違う。うちは焙煎所のある側なので、もっと焦げたような、苦味のある香りなんです。
そうか、工場のこちら側は匂いが違うんだ!とちょっと感激。ほんのり甘味のあるあの香りは、おそらくマッシング工程から来るものでしょう。粉砕された大麦にお湯を加えてグルグル掻き回す(マッシュする)と麦芽糖が出てくる、その匂い。

今どきのダブリンのおしゃれなレストランやビストロではカクテルやワイン、クラフトビールが主流で、ギネスは置かれてないことが多く、この日のウフのメニューにもありませんでした。でも、こうして帰り道にはちゃんとギネスの匂いがしてしまう。(笑)
なんだかんだ言っても、やっぱりダブリンは昔から飲み継がれてきた労働者のドリンク、ギネスの街なんですよね。
変わらぬ街のシンボル、ギネス。街の姿や人は変わっても、この香りは260年漂い続けているのでした。
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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