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東京オリンピック開会式、チーム・アイルランドは…

いよいよ始まりましたね、東京オリンピック2020。
過去最大となる19競技/116名のアスリートを日本へ送っているアイルランドですが、開幕が近づくにつれて盛り上がりを見せ始めています。
※関連ブログ→小さな村から2人のオリンピアンがTOKYOへアイルランドのオリンピック関係者、ホストタウンの袋井市に到着

本日の開会式はアイルランド時間では正午から。本来ならば私は仕事中のはずでしたが、予想外のことが起こり今日は出勤せず自宅待機に。
降ってわいたオリンピック休暇!とばかりに、なんと最初から最後までリアルタイムで見てしまいました!(職場の人には、ナオコは開会式が見たくてズル休みした…って思われたかも・笑)

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オリンピックのマスコット人形、以前にお客様にいただいたもの

「あいうえお順」の入場だと、アイルランドは2番目に。ギリシャ→難民選手団→アイスランドに続いて、4番目に早々と登場。
入場してくる国ごとに無観客のシートの色が変わるのが良かったですね。アイルランドの時はもちろん、ナショナル・カラーのグリーンに。
民族衣装を着たり、スタイリッシュなユニフォームでキメている国に比べ、チーム・アイルランドは地味目なジャージ姿でしたが、もしかするとそこには、コロナ禍での開催に対するリスペクトがあったのかな、という気もしました。(開催国の感染対策に協力します、競技をしに来たのであって、お祭り騒ぎはしません…という姿勢)
入場時に皆でそろって日本式に「おじぎ」をしたことも話題になっているようですね。私も見ていましたが、その様子があまりに自然だっため、特別なこととは気がつかなったくらい。



さまざまなパフォーマンスや音楽については、私が日本に住んでいなくて時流に乗っていないからなのか、イマイチぴんとこないことも多かったのですが、最後の聖火リレーは感激しました。
とくに王さん、長嶋さん、松井さんの3人組の登場には胸が熱くなりました。王選手と並んで、自分が育てた松井選手に支えられて一歩一歩踏み出す長嶋監督。手渡された聖火の奥にミスターの笑顔が映し出されたときには、もう大号泣…。
この気持ちは海外の人にはわかるまい。おそらく私世代の日本人の多くが、この場面で涙したことでしょう。

コロナ禍での延期に続き、開催直前まで次から次へと波乱&スキャンダルの連続だった今回のオリンピックですが、個人的にはだからこそ関心が向き、見逃せない!という気になっています。
そして、日本にいる皆さんが思っている以上に、世界の多くの人々が日本が開催を決断してくれたことに感謝していると思います。個人的にはパンデミック禍にオリンピックを開催するなんてクレイジー!って今でも思ってますが、それをやろう!というのですから、コロナ禍で自国民も大変なときによくぞ海外からこれだけの人を迎え入れてくれた、ジャパンよ、ありがとう、って気持ち。

ここまで練習準備を重ねてきた選手たち、その家族や関係者は、とくにそういった想いでしょう。
少なくともアイルランドの主要メディアはじめ、私の周囲のアイルランド人たちは温かく今回のオリンピックを見守っています。アスリートの皆さん、関係者の皆さんへのリスペクトを込めて競技も運営も応援しています!
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コメント

ようはっぱ

うーん。(@_@)
なおこさんのこのブログ読んで、涙が出ました。
私、開催式見てないんですよね〜。
今までオリンピックは海外に居ても開会式は見てたのに。
世界地図見ながら、国の場所を探したり。
なんだか、今回、色々あり過ぎてほんまにやってええんかと思うと、見たくなくて。
(でも、録画はしてます。)
このコロナ禍の中でやる意義ってあるんやろか。
オリンピックで浮かれて、コロナ感染者が増えて、掃除してる病院で看護師さん達がこれ以上緊張を強いられたら嫌やなぁとか考えるんですが。
でも、2019年、ラグビーワールドカップの時は、日本に来てくれた各国の選手や関係者の方たちに凄く感謝したの、覚えてます。
自分の中でも矛盾した思いにやりきれなくて。
日本に居る私に何ができるんだろうと、今、模索中のわたしです。
考えてるうちにオリパラ終わってしまうかも。
とりあえず、録画した開会式は見ようと思いました。世界地図横に置いて。

今日は満月。
世界中でも満月ですね。(๑・̑◡・̑๑)

naokoguide

Re: うーん。(@_@)
ようはっぱさん、こんにちは。
そうですよね、日本にいて、医療現場を目の当たりにしておられる方々にとっては許せない気持ちになるのは当然だと思います。私も本文にも書きましたが、そもそもパンデミックの最中にすべきこととは思いません。
それでも開催されることになった(なってしまった)オリンピックに対して、海外では批判ばかりでなく、リスクを取ってもやってくれた日本に感謝!といった好意的な空気があることを少しでも伝えたいと思いました。

海外の人たちは、感染対策がしっかりしていて、医療が整っている日本だからこそ出来た、って思っている節があります。でなければやるはずがない、と。それについては日本にいる方には違和感があることでしょう。私もあります。
ワクチン接種にしても、医療現場の体制にしても、アイルランドだって決して完璧じゃないけれど、比べると日本のやり方、スピード、タイミング、すべてお粗末…。
開催するからにはそういうことをちゃんとした上でないと、国民が納得しないのは当然ですよね。その点については、開会式などうわべだけ立派にしようとすればするほど、国民がしらけるのもよくわかります。

とは言え、冬季オリンピックを経験した長野県民としては、どんな状況下であれオリンピックって開催されて嬉しい人・嬉しくない人が必ずいるものです。コロナ禍の比ではないにしも、長野のときもそうだった。
オリンピックって常にキナ臭さ、わざとらしさのあるイベントだなあ、というのが私の印象。今回の東京2020に限らず、スキャンダルはいつもありますしね。

私はちょっとへそ曲がりなところがあって、そもそもオリンピックってあまり興味がありません。仕事の繁忙期で見る時間がないこともありますが、実はあまり好きじゃない。選手たちのスポーツにかける純粋な思いや努力が、国策とか、国の威信を高めるのに利用されているような気がして。開会式もあまり面白いと感じられない。
でも、スポーツは好きだし、競技を観るのは好き。今回は見る時間もありますし、反対ごうごうのオリンピック、どんなものか見届けようじゃないですか、って気持ちです。

あ、アイルランドの入場は自然体でとても良かったですよ。競技日程の都合で開会式に出ている選手はほんのひと握り、ソーシャルディスタンスをとって、ダラダラ歩いているのも良かった(笑)。若い子たちには素晴らしい経験です。
良かったら、パフォーマンス部分はとばして、そこだけでも見てみてはどうでしょう♪(私も、各国の選手の入場場面は好きです。そんな名前の国があったのねー、なんて調べちゃったりして、世界地理の良い勉強になりますよね!)

長くなってすみません。地球のこちらとあちらで同じ満月を眺めましょう!💓
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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