
双子咲きがなんとも愛らしい、レディ・エマ・ハミルトン
我が家のイングリッシュローズですが、
先日ご紹介したテス・オブ・ザ・ダーバーヴィルズ(Tess of the D'Urbervilles)とメアリーローズ(Mary Rose)に続き、次々と花盛りを迎えました。
ここ数日夢中で眺めているのが、オレンジ色のバラ、レディ・エマ・ハミルトン(Lady Emma Hamilton)。ちょっとあせたような色合いや、カップ咲きから開いていく花のかたちが見事なのはもちろん、このバラの素晴らしさはその香り。
いわゆる「甘いバラの香」ではなく、ちょっぴり鼻にツンとくるようなスパイシーなグレープフルーツの香りが、湿気を含んだ夏の空気になんともさわやかに漂います。

我が家に仲間入りして5年目、これまでになく大きな花をたくさんつけてくれました。もともと下向きに咲きがちなのですが、今年の花は重すぎて特にしだれ気味。花の下に縮こまってカメラをもぐりこませるようにしてやっと撮影

開花後に晴天が続くと外側から花びらが開いてカワイイかたちになるのですが、そうでないと開き切らないで散ってしまうことも。散る直前は花色がぬけて透き通るような色味に変わります
毎年、一番花の最後を飾るのが、このレディ・エマ・ハミルトンです。レディ・エマの前に最盛期だったののは、黄色のシャーロット(Charlotte)と、ピンクのカップ咲きのセプタード・アイル(Scepter'd Isle)でした。

病気知らずで丈夫、細い花首にも大きな花をつけてくれるシャーロット。昨年とても良く咲いてくれたせいか今年は一番花の数が少なかったのですが、ひとつひとつの花は見事でした(以下4写真、6月4日撮影)

シャーロットが咲いていた時の軒先。左奥のテス・オヴ・ザ・ダーヴァヴィル(赤)やセプタード・アイル(ピンク)に比べると花の数が少ない。右手前にひとつだけ咲き残っているのはメアリー・ローズの一番花

セプタード・アイルはいつも一番花は花付きが悪い印象でしたが、今年はよく咲きました。ただ、この頃天気の良い日が続いたせいでしょうか、この花らしいカップ咲きの期間がほとんどないまま、開花後すぐに花びらが全開してロゼット咲きになってしまったので、なんだか別のバラに変異してしまったかのようでした

しつこいようですが、
春先に豊作を予感した通り、今年のテス・オヴ・ザ・ダーヴァヴィルの一番花はそれはそれは見事でした。イングリッシュローズは全体的に花持ちはよくないのですが、テスは別。こちらは今年伸びたシュートの三つ子咲き、ほんとは新しいシュートには花は咲かせないで枝を伸ばすべきなんですが、どうしても蕾を摘むことが出来ずに咲かせてしまいました
バラの根元に植えこんだビオラはそろそろうどんこ病がつき始めたので抜いてしまわなくてはならないのですが、まだまだ花を咲かせているので可哀そうで…。もう1~2週間、自然にしおれ始めるまで咲かせてしまうでしょう。ビオラは根が浅いので、バラにはそれほど影響を与えないでしょうから。
そして、バラたちが一番花から2番花へ行こうする間、ワイルドフラワーが軒先をにぎわせてくれそう。春に種を蒔き、芽が出た植物がいずれも花を咲かせています。
※参照→
夏の思い出と、地元産ワイルドフラワーの芽が出た!(2021年4月)

昨年夏、アラン諸島のイニシュマーン(Inishmaan, Aran Island, Co. Galway)から種をお土産に持ち帰ったナスターシャが育ち、節操なく伸び放題・笑

我が町のバイオディバーシティー・アクション(生物多様化)・プロジェクトとして、春先に種が配られたワイルド・フラワー。どんな花が咲くのかな~と楽しみにしていましたが、数日前よりこんなカワイイ子たちが色とりどりに咲き始めました♪
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