fc2ブログ

レディエマ、シャーロット、セプタードアイル、そしてワイルドフラワーも花盛り

wildflowerrialto06212
双子咲きがなんとも愛らしい、レディ・エマ・ハミルトン

我が家のイングリッシュローズですが、先日ご紹介したテス・オブ・ザ・ダーバーヴィルズ(Tess of the D'Urbervilles)とメアリーローズ(Mary Rose)に続き、次々と花盛りを迎えました。
ここ数日夢中で眺めているのが、オレンジ色のバラ、レディ・エマ・ハミルトン(Lady Emma Hamilton)。ちょっとあせたような色合いや、カップ咲きから開いていく花のかたちが見事なのはもちろん、このバラの素晴らしさはその香り。
いわゆる「甘いバラの香」ではなく、ちょっぴり鼻にツンとくるようなスパイシーなグレープフルーツの香りが、湿気を含んだ夏の空気になんともさわやかに漂います。

wildflowerrialto0621
我が家に仲間入りして5年目、これまでになく大きな花をたくさんつけてくれました。もともと下向きに咲きがちなのですが、今年の花は重すぎて特にしだれ気味。花の下に縮こまってカメラをもぐりこませるようにしてやっと撮影

wildflowerrialto06213
開花後に晴天が続くと外側から花びらが開いてカワイイかたちになるのですが、そうでないと開き切らないで散ってしまうことも。散る直前は花色がぬけて透き通るような色味に変わります

毎年、一番花の最後を飾るのが、このレディ・エマ・ハミルトンです。レディ・エマの前に最盛期だったののは、黄色のシャーロット(Charlotte)と、ピンクのカップ咲きのセプタード・アイル(Scepter'd Isle)でした。

charlotte0621
病気知らずで丈夫、細い花首にも大きな花をつけてくれるシャーロット。昨年とても良く咲いてくれたせいか今年は一番花の数が少なかったのですが、ひとつひとつの花は見事でした(以下4写真、6月4日撮影)

mycottategecharlotte0621
シャーロットが咲いていた時の軒先。左奥のテス・オヴ・ザ・ダーヴァヴィル(赤)やセプタード・アイル(ピンク)に比べると花の数が少ない。右手前にひとつだけ咲き残っているのはメアリー・ローズの一番花

septerdisle0621
セプタード・アイルはいつも一番花は花付きが悪い印象でしたが、今年はよく咲きました。ただ、この頃天気の良い日が続いたせいでしょうか、この花らしいカップ咲きの期間がほとんどないまま、開花後すぐに花びらが全開してロゼット咲きになってしまったので、なんだか別のバラに変異してしまったかのようでした

tessroses0621
しつこいようですが、春先に豊作を予感した通り、今年のテス・オヴ・ザ・ダーヴァヴィルの一番花はそれはそれは見事でした。イングリッシュローズは全体的に花持ちはよくないのですが、テスは別。こちらは今年伸びたシュートの三つ子咲き、ほんとは新しいシュートには花は咲かせないで枝を伸ばすべきなんですが、どうしても蕾を摘むことが出来ずに咲かせてしまいました

バラの根元に植えこんだビオラはそろそろうどんこ病がつき始めたので抜いてしまわなくてはならないのですが、まだまだ花を咲かせているので可哀そうで…。もう1~2週間、自然にしおれ始めるまで咲かせてしまうでしょう。ビオラは根が浅いので、バラにはそれほど影響を与えないでしょうから。
そして、バラたちが一番花から2番花へ行こうする間、ワイルドフラワーが軒先をにぎわせてくれそう。春に種を蒔き、芽が出た植物がいずれも花を咲かせています。
※参照→夏の思い出と、地元産ワイルドフラワーの芽が出た!(2021年4月)

nastacheafrominismean0621

昨年夏、アラン諸島のイニシュマーン(Inishmaan, Aran Island, Co. Galway)から種をお土産に持ち帰ったナスターシャが育ち、節操なく伸び放題・笑

wildflowerfromrialto0621
我が町のバイオディバーシティー・アクション(生物多様化)・プロジェクトとして、春先に種が配られたワイルド・フラワー。どんな花が咲くのかな~と楽しみにしていましたが、数日前よりこんなカワイイ子たちが色とりどりに咲き始めました♪
関連記事

コメント

非公開コメント

naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

Instagram

お知らせ ☘

旅のガイドご予約・お問合せはこちら
ガイディング・アイルランド

「絶景とファンタジーの島 アイルランドへ」(イカロス出版)
おかげさまで重版
ikarosbook0517
イカロス出版サイト
アマゾン

新規オンライン講座!
文学ゆかりの地で歩くアイルランド
2023年2月4日(土)16:30~
2023年3月4日(土)16:30~
2023年4月1日(土)16:30~

→詳細&お申込みはこちら

アランセーターの故郷を訪ねて
2023年3月12日(日)13:30~
→終了、ありがとうございました!

過去のオンライン講座配信
見逃し配信ご購入可!
2020年6~8月・全6回→こちら
2020年12月・特別回→こちら

カレンダー

02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月別アーカイブ