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スライゴ周辺おすすめ周遊路(スライゴ研修1)

週末に行ったスライゴ研修旅行について、少しずつご紹介していきたいと思います。

アイルランド北西部のスライゴ(Sligo)は、不思議な形の山々に囲まれたミステリアスな地。
歴史・考古学・文学(アイルランドの国民的詩人W.B.イエーツのルーツはこの町)・民話&神話・地質学など、アイルランドを特徴づけるトピックがコンパクトに集約された、いわば「アイルランドの中の小アイルランド」のようなエリアです!

スライゴ周辺には、スライゴ・タウンを基点とする5つの「ミニ周遊路」があり、メインの道路からそれること、いずれも小一時間のルート。
これを組み合わせると、ミステリアスな山々やワイルドな大西洋の景観をより楽しむことが出来ます。

☆スライゴ・タウンより北側

①グレンカー・レイク(Glencar Lake)周遊

1万2000年前に氷河によって削られて出来た谷間の中の湖。この周遊路の一番の見どころは、グレンカーの滝(Glencar Waterfall)。W.B.イエーツもここでピクニックをして、詩を書き残しています。

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湖の東側はカウンティー・リトリウム(Co. Leitrim)なので、途中でいったん県境を超えることになります。

行き方: スライゴ・タウンよりドネゴール方面(N15)へ。ドラムクリフ(Drumcliff)教会(左手)を過ぎて最初の角を右へ。周遊の最後の方、スライゴ・タウンに下りてくる時に前方に広がる町と海の景色がきれいなので、この周り方の方がベター。(逆周りだと、エニスキレン方面N16から行くことになります)

②グレニフ・ホースシュー(Glenniff Horseshoe)周遊

スライゴのテーブル・マウンテンであるベン・ブルベンの懐、馬蹄型(Horseshoe)をした谷の中へ。神話『ディアルムッドとグローニャ』で、逃避行を続ける2人が身を隠したのがこの谷だと言われています。

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荒涼とした景観と泥炭地、さまざまな角度で見えてくるベン・ブルベンも印象的!

行き方: スライゴ・タウンよりドネゴール方面(N15)へ。Cliffoney村のパブGoravans(左手)の角を右へ入る。

③マラグモア(Mullaghmore)半島周遊

大西洋のワイルドな景観と、「妖精の石」があるという伝説の城クラッシーバウン(Classiebawn)のロマンチックな佇まいが見どころ。

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(この日は雨だったので、写真は2枚とも2006年8月撮影のもの)

19世紀に建てられたクラッシーバウン城は、数十年前まで英国王家の親戚筋に当たるマウントバッテン卿が所有していたもの。(ビクトリア女王の曾孫に当たる人物)
半島の先端へ行くと、海の向こうにカウンティー・ドネゴールの山々が!
カラフルな漁村マラグモアには、こじんまりしたホテルやおいしいシーフード・レストランもあります。

行き方: スライゴ・タウンよりドネゴール方面(N15)へ。Cliffoney村のパブGoravans(左手)の角を左へ入る。

※上記3コース、いずれも大型バスは通れません。ミニバス・サイズの大きさまで。

(続く)


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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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