素晴らしい波予報とお天気に恵まれた週末。昨日は終日、大西洋でサーフィンをして過ごし、あまりの素晴らしさに一夜明けた今も興奮冷めやらず…。
ホテルやB&Bは来週までオープンしないので、土曜日の早朝から日帰りで、ロスナウラ海岸(Rossnowlagh, Co. Donegal)へ出かけてきました。

片道3時間のドライブ、朝10時頃に到着するとサーファーたちがすでにしのぎを削っていました。オンショアだけど、いい波!
ロスナウラは素晴らしいビーチですが、波が遅くてトロいので、なんだか物足りないなあ…と以前は思っていました。
ところがパンデミック禍の移動制限でサーフィンをする機会がめっきり減ってしまい、私のサーフィンはすっかり後退してしまいました。
2週間前、ロックダウンが解除されて初めて、8ヶ月ぶりにラヒンチ海岸で波に乗り、あまりのヘボヘボぶりに自分でもびっくり。
昨日もラヒンチの方が波予報は良かったのですが、予報がいいと上手いサーファーがたくさん来て私が乗れるチャンスはますます減ってしまうし、それなら、多少技術が劣っても乗れてしまう簡単な波が来やすいロスナウラへ…と足が向いたのでした。

朝は曇り空でしたが、最初のセッションを終えて水からあがる頃には、ああ、ブルースカイ・ブルー!
普段は水からあがったらすぐにウェットスーツを脱がないと体が冷えてしまうのですが、昨日は着たままで、疲れたらあがってちょっと休み、また入る…ということを繰り返すことのできる、アイルランドでは珍しい真夏の陽気でした。
まるで、ポルトガルやスリランカへホリデーに行ったときみたい。ぶるぶる震えることなく、ぬれたままビーチにいられるなんて!(笑)
潮が引いている間は、ランチ&散歩、そしてお昼寝タイム。アイルランド特有の水色の空の美しいこと。じっと眺めていると、私の目もアイルランド人みたいにブルーになってしまいそう。

まるで鏡のような引き潮のビーチ。青い空も、サンドハウス・ホテルも、友人ディヴィッドも、何もかも写ってる!

ビーサンで海辺を歩く解放感~

潮が引いて遠くなった海がキラキラ輝いています
私のサーフィンは2週間前よりだいぶ良くなり、満足のいく波に数本乗れはしたものの、なんとまあ体が固くなり、筋力が衰えていることか。白波をタートルロールでくぐり抜けたあと、ボードの上に戻るのが遅いし、立ち上がる時に足が十分に開かないし…と、以前にはなかった衰えが。
何より、昨日のようなオンショアの日は、波に乗ったあと、白波を越えて沖に戻るのが辛い…。ロスナウラはサイズが上がると波が重くなるので、白波を越えそびれるとものすごいパワーで押し返されてしまいます。それを繰り返していると、ああ、何やってるのかなあ、私…って思ってやめたくなるけれど、見事に沖に出ることが出来ていい波に乗れると、もう一本!…って、また沖に向かってパドルしちゃうんですよね…笑。

夕方7時過ぎ、潮が満ち、波のサイズも落ちてきれいなコンディションに。帰途につく前にもう一度、短いセッションで締めくくりました
ビーチや水の中で久しぶりにサーファー仲間とおしゃべりしたり、手を振り合ったり、大好きな夏の日がまた戻ってきました。
そして、アイルランドを横断しての往復のドライブも素晴らしく、緑、丘、牛やヒツジ、サンザシの花が雪のように咲き乱れる田園風景はどこを切り取っても絵画のよう。長いドライブもまったく飽きることなく、限りなく深夜に近い時間にダブリンに戻ってきました。
こうして西海岸から、沈む太陽を背に帰ってくるのも久しぶり。アイルランドの長い夏の日は、まだ始まったばかりです♪
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