ここ数日、雨の合間をぬってちょこちょことガーデニングにいそしみ、窓辺の花を夏向けに植え替えています。
花が終わり葉も枯れて十分光合成をしたであろうスイセンやチューリップの球根を掘り上げ、何鉢か空になったので、そこに植える花を買いに近所の行きつけのガーデンセンター、アーバン・プラント・ライフ(
Urban Plant Life, Cork Street, Dublin 8)へ。

郊外の表からも見える広々としたガーデンセンターとは違って、街並みにすっぽり隠された知る人ぞ知る名店。この看板がなかったら見逃しそうな入口です ※過去ブログ→
街の中のガーデンセンター(2012年1月)

入口ゲートを入ると意外に広く、手前に旬の花々、奥に温室、裏手の屋外スペースには大きな樹木やテラコッタ鉢なども。以前はバラや培養土は種類が少なかったのですが、最近は欲しいものがあるようになりました
アイルランドでガーデニング産業が盛んになったのはここ15年くらいでしょうか。90年代末~00年代初めのケルティック・タイガー景気を経て豊かになり、余暇が充実して、庭の手入れにお金と時間を使えるようになったことが背景にあります。
今やギフトショップやカフェを兼ね備えたきれいな大型ガーデンセンターが各地にオープンしていますが、この店はきっと、ガーデニング流行りになるずっと前から実直なファミリー・ビジネスを続けてきたのだと思います。
私が行くといつも「今日は教会の帰りかい?」とか、「あなたの国から来た花があるよ(←ツバキでした・笑)」とか、時にすっとんきょうな声がけをしてくれるおじいちゃんオーナー。この方の長年の目利きと植物への愛情が実っているのでしょうね、見た目や品ぞろえは他にもいい店がたくさんありますが、買ったときはきれいでも長持ちしないものが多い中、ここの花や苗は自宅に持ち帰って植え替えてからの育ちが抜群にいいのです。
私はガーデンセンターへ行くとかなり長居してしまう方で、ひと通り見てまわって品定めしてから、自宅の軒下の狭いスペースに植えるものをあれこれ吟味します。その過程が楽しくて、楽しくて。
新型コロナ対策で店内が一方通行なので逆戻りが出来ず、グルグルと何周もしてしまいました(笑)。
迷った挙句、細々と小さなものを購入してきて、早速植えました。

夏仕様に変えた窓辺。手前から、一目ぼれした「マイタイ」という名のゲウム、紫色のベルフラワーのコンパニオンに寄せ植えした白い小さな花(名前を見るの忘れました)、しおれ加減でぽつり売れ残っていた黄色のマーガレット(こういうのを買ってきて再生させるのが好き)、花が咲き始めているイチゴ。いちばん奥にあるのは、12月からずっと咲き続けているシクラメンです!このほか写真にはありませんが、10年越しのラベンダーが昨年ダメになったので、新しくひと鉢買いました
ハンギング・バスケット用のペニュニア/サフィニアも欲しかったのですが、好みの色がなかったので次の機会に。どうやら、入荷するとすぐに売れてしまうようです。
豊作を予感したバラたちもボコボコとよく咲き、
種を蒔いたナスターシャやワイルドフラワーもすくすくと育っていて、毎日成長具合を見るのがとても楽しい♪
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