今月から通訳の仕事を受けていますが、今はまだ諸事情により出勤することは少なく、ほとんど自宅から仕事をしています。
今週は資料の翻訳作業をしていますが、1日中自宅でスクリーンに向かって作業するのって、結構キツイですね…。
執筆とか文芸翻訳みたいな「生み出す」作業ではないので、集中力も持続しにくい。オフィスじゃないから他人から話しかけられたりもしないし、パンデミック中ずっとリモート・ワークをしている友人たちがそれはそれで大変…と言う気持ちがやっとわかりました。
ガイドの仕事はもっとフィジカルで、1日中しゃべっているか、歩いているか、何かしら動きがあります。常に次の動きを考えながらアドレナリン出っ放し、退屈したり気が散る瞬間は1秒もなく、1日があっという間に過ぎていきます。
そういう仕事の仕方に慣れてしまっているからでしょうが、じっとすわって作業を続けるのがどうもしっくりこなくて、気が付くと気がそれて、「今日のランチは何食べようかな~」とか、「チューリップが咲き終わった鉢に何を植えようかな~」とか、まったく違うことを考えちゃったりしていて…。
そんなわけで、少しでもメリハリをつけて効率よく仕事しよう、と、このところ早朝から仕事を始めて、昼間に2時間ほど休憩を取り気分転換してから仕事に戻ったりしています。
今日は、同じくリモート・ワーク中の友人ディヴィッドとスティーブンとランチタイムに落ち合い、小1時間ほどリフィー川沿いを一緒に散歩。日増しに濃くなる緑と、ブラックバードの鳴き声と、たわいないおしゃべりでリフレッシュして、足取りも軽く家に向かって歩いていたところ、この花に出会いました。

人目も知らず空き地に群生、まるで野に咲く星のよう。フォゲット・ミー・ノット(Forget-me-not)、ワスレナグサです♪
子どもの頃、ワスレナグサだと思っていた野の花が「キュウリグサ」というなんともセンスのない名であることを牧野植物図鑑で知ってしまい、ショックを受けたものです。(参照→
お花の写真集「キュウリグサについて」)
ちょうど昨日、お花好きの日本のお友達とやり取りしていて、キュウリグサのことが話題にのぼったところでした。
キュウリグサも可愛いんです、ワスレナグサによく似た小さな青い星のような花で。でもやっぱり、バラがアザミやキャベツであってはダメなように(←「ヨセフを知る一族」語)、可愛い花にキュウリはちょっと…。
春になるたび子ども心にキュウリはないでしょ、と思い続けていたせいで、ホンモノのワスレナグサを見てもキュウリが連想されてしまう…。
忘れないで、私はキュウリではありません、そして、早く家に戻って仕事しなさい!…と言われてる気がして急いで帰宅しました(笑)。
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