軒先のバラの蕾が早くもふくらみ始め、気づけば春から初夏への橋渡しの時期に。
この時期のアイルランドは野山や庭先に見られる花の種類がぐんと多くなり、パンデミック以前はこんな頃からガイド業が本格的に忙しくなり出したものでした。
今日はランニングの途中、近所のナショナル・ウォー・メモリアル・ガーデンズ(
Irish National War Memorial Gardens, Dublin 8)にて、休憩がてら花めぐりを楽しみました。

ガーデン近くの茂みで、ブルーベル(Bluebells)見つけた!←【5/2追記】おそらく外来種のスパニッシュ・ブルーベルでしょう

サンザシ(Howthorn)も花をつけ始めました。これは巨大な老木で、日がよく当たる高いところの枝から咲き始めていました

園内の八重桜が満開!強い風に花びらが舞う様子もいとおかし~

クレマチス(てっせん)の類でしょうか。毎年バラ園のゲートを華やかに飾ってくれます

バラはまだ咲きませんが、周囲の花壇は彩り豊かになってきました。我が家ではもう花が終わってしまったブリーディング・ハーツ(Bleeding Hearts)も、ここでは見ごろ

この花も我が家の軒先にありますが、まだこんなに咲いていません。ここだけまるで雪が降ったかのよう。イベリス(Candyturfs)

ついこの間までクロッカスが咲き乱れていた斜面には、背の高いサクラソウが群生していました。カウスリップ(Cowslips)、和名はキバナノクリンザクラ

そして、もう終わったとばかり思っていたスイセンですが、今見ごろを迎えている花も
これからの数ヶ月、さまざまな花が代わる代わる旬を迎え、アイルランドの大地を彩ります。
今年もまた楽しみな季節がやって来ました♪
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コメント
Yama
>ウッド・アネモネ(Wood Anemone) これは日本に自生しません。最近はこのヤブイチゲを園芸用八重咲きに改良されれた「春おこし」が出回りました。
>ガーデン近くの茂みで、ブルーベル(Bluebells)見つけた!
おおあこがれのブルーベル。
>クレマチス(てっせん)の類でしょうか。毎年バラ園のゲートを華やかに飾ってくれます
旧枝咲きの早咲き「クレマチス・モンタナ」種だと思います。
白い花は、イベリスの仲間? アンには「オオアラセイトウ」の名前で出ていたような記憶があります----調べてみますね。
>背の高いサクラソウ
Oxlip(Primulaelatior) 和名はセイタカセイヨウサクラソウでしょうか。
あるいはCowslip (Primulaveris )か。いい香りがしますか。ワイン造りに利用されるとありました。
春は心が踊ります。まるで赤い靴を履いた娘みたいに。
2021/04/29 URL 編集
nakahashi
先週のケルズの書の講座、とても良かったです。
このブログのブルーベルの写真を見ていて、ふと思ったのですが、ケルズの書の講座にもあった「パンガ・ボン」の背景の紫のお花、もしかしてこのブルーベルでしょうか?
2021/04/29 URL 編集
naokoguide
そう、白い花は「イベリス(Candytufts)」でした。オオアラセイトウとはずいぶん違う気がしますが。
黄色のサクラソウもどきは、アイルランドでは「Cowslip」と言っています。和名は」キバナノクリンザクラ」と言うよう。香りはあまり感じませんでした。
本文に名前、加筆します。
そう、春は楽しいですね!
2021/04/29 URL 編集
naokoguide
その通りです!細かい部分、よく見つけてくださいました!さすが、nakahashiさん♪
私が近所で見たのは、森にあるものより大ぶりで、園芸種に近い感じでした。
3年前のブログですが、森の下映えにびっしりの写真がここにあります
→http://naokoguide.com/blog-entry-2682.html
こちらの方が、『ブレンダンとケルズの秘密』に描かれていたのと本当にそっくり!って分かりやすいです。
気づいてくださって嬉しいです♪
2021/04/29 URL 編集
nakahashi
2021/04/29 URL 編集
naokoguide
ブルーベルは群生する時期が比較的短く、年によって1週間くらいすぐにずれてしまうので、なかなか日本からのお客様にお見せ出来ずにいます。
ぜひぜひ、いつか来てください!あ、あの群生地の近くに、ビーチ・ライディングできる厩舎もあります♪
2021/04/30 URL 編集