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小麦粉なしの簡単ベイキング、サンティアゴ・ケーキ

パンデミックの初期、家にいる時間が急に長くなり、誰もがベイキングを始めスーパーマーケットの棚から小麦粉が品薄になったことがありました。日本でもホットケーキ・ミックスが売切れたりしたそうですね。

私も昨年の今ごろはアップルパイ、バナナケーキ、リンゴのケーキ、クッキー…と、まるで取り憑かれでもしたかのように簡単ベイキングに燃えていました。
※過去ブログ→スーザンのアップルパイ(2020年4月)、まだまだ続く…おうちでベイキング♪(2020年5月)

ところが、その結果、顔中にブツブツが出来るという小麦アレルギーらしき症状が発生。(それが小麦によるもの…と気づくのに数ヶ月かかったのですが)
以来、暇つぶしにベイキングをするのは控えていたのですが…。

先日、日本のお友達に小麦粉を一切使わない焼き菓子のレシピを教えてもらい、それが簡単でおいしくてはまっています♪
添乗員時代によく行った、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの修道院のお菓子。その名もタルタ・デ・サンティアゴ(Tarta de Santiago)、「サンティアゴのケーキ」と言います。
材料はアーモンドパウダー、グラニュー糖、卵のみ。型にぬるバターと、上にかける粉砂糖が少々。レシピにはレモンの皮やシナモンパウダーを入れるよう書かれていますが、私は自分の好みで代わりにクルミを入れています。

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本来はタルト型で作り、粉砂糖で十字架マークをつけるのですが、この方が食べやすいかな…と思い、今日はマフィン型で焼いてみました

santiagocake04212
昨日とは一転して小雨混じりの肌寒い日。家でぬくぬく、ニコラス・モスのカップ&お皿でおやつタイムを楽しみました♪

ひとつのボウルで出来て、焼き時間18~20分という速さ。そして、めちゃめちゃおいしい!
レシピは、昨年復刊された『修道院のおやつ』(丸山久美・著、扶桑社)という本に掲載されています。この本、最初に出版されたときに見て、欲しいなあと思っていたものでした。もと添乗員で、スペイン在住歴のある著者による50もの生きたレシピが掲載された実用書であり、修道女がお菓子作りを率先してきた背景や、今もお菓子が買える修道院も紹介されているよう。
電子書籍も出ているのですが、こういう本は実物を所有していたいので、次回に日本からアマゾンでまとめ買いするモノのリストへ!

添乗員時代、スペインやポルトガルで、○○修道院でしか買えないお菓子…というのをお客様をお連れしてよく買いにいったものでした。懐かしい。
たいてい狭い路地裏に窓口があって、一日中いつでも買えるわけではなく、時間が決まっていたりするので、大急ぎで駆けこんだりして。(笑)
小さな窓口から修道女さんがお菓子の箱を手渡してくれた光景が記憶の隅に残っているのですが、それがサンティアゴ・デ・コンポステーラだったのかなあ。サンティアゴ・ケーキの味が懐かしい気がするのは、もはや前世ほども大昔の(!)90年代に、現地で何度か食べたことがあるから…かも。

ちなみにこのレシピは、ネット上でも公開されていました。→スペイン修道女のお菓子レシピ|「Tarta de Santiago(サンティアゴのケーキ)」(天然生活)
簡単でおいしくて、しかも小麦粉を使わないベイキングのレパートリーが増えて嬉しいです。
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コメント

ようはっぱ

わーお。
いつか行く予定のサンティアゴ巡礼。
そのために、仕事帰りに一駅分歩いたり、長距離のハイキングに行ったりトレーニングしてます。
サンティアゴに行った時に本物を食べてみたいです。
その前に、ぜひ作ってみます。
アーモンドパウダーのケーキは焼いたことがないので、うまくできるかどうかわからないですが。
今日焼いたチョコレートケーキがなくなったら、材料を買いに行こうと思います。
いつもおいしい話題をありがとうございます。(^_^)

naokoguide

Re: わーお。
ようはっぱさん、こんにちは。
今日、添乗員の友人とZoomでおしゃべりしていて、私の記憶にあった路地裏の修道院の入り口は、やはりサンティアゴに間違いないことが分かりました。このケーキのほかにクッキーも売っているそう。それも買ったことがあるような気がします。
チョコレートケーキの方がずっと難しいと思うので、このケーキは簡単に出来ると思います!
サンティアゴ巡礼気分をご一緒に楽しみましょう~♪

Yama

なつかしい。巡礼するほど元気だったあの頃。
わ、直子さん、ありがとうございます。
雨の昭和の日の朝、11年前のスペイン北部への旅を思い出して、しみじみしています。
巡礼路を歩いて疲れた足を引きずりながら、美味しいお菓子を求めに聖ペラヨ修道院)に着いたのは、お菓子販売の締め切りすれすれでした。
アーモンドのお菓子(Almendorados)を同行の皆さんと分け合って食べ、あろうことにタルタ・デ・サンティアゴを日本へのお土産として持ち帰りました。
そろそろ、と捧げ持ちながら。それも丸ごと。安着。

残念なことに4月24日(土)の講座を都合で受けられませんでした。見逃し配信の予定はないのでしょうか。まだお知らせがありません。

naokoguide

Re: なつかしい。巡礼するほど元気だったあの頃。
まあ、Yamaさんもこのお菓子をサンティアゴで買われたんですね!
そうそう、販売時間の締め切りぎりぎりに駆け込んだこと、私もありました。
記憶が徐々によみがえってきたのですが、私はアーモンドのクッキーみたいなお菓子しか買ったことがなかったかもしれません。ケーキを日本へのお土産に持って帰るのは大変だから…。
なんと、Yamaさん、無事に持ち帰られたのですね!スゴイ・笑

オンライン講座にご興味を示してくださりありがとうございます。
見逃し販売は、当日の「見逃し」ということで、ご参加の方にのみURLをお送りしています。ユーラシアの時とは違い、終了後の販売はしておらず、ごめんなさい!
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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