一昨日の海水浴。久しぶりに海に入っただけで楽しかったのですが、予想以上に波立っていてあまりちゃんと泳げなかったことが心残りで、太陽は隠れたけれど風がやんだ昨日、もう一度泳ぎに出かけました。

ダブリンのランド・マーク「ピジョン・ハウス」の煙突を臨む、サウス・ウォール(South Wall, Dublin 1)にて
私のソーシャル・バブルの友人ディヴィッドも、仕事を半日で切り上げて(!)やって来ました。
冷水シャワーを浴びて練習してきた!とやる気満々だったディヴィッドですが、予想を超える冷たさだったようで、入って5秒くらいで「もう上がる!」と。
あと10秒ガマンしたら慣れるから…と説き伏せ、実際その通りになり、しばし楽しく泳いだのでした。
(写真はピアにいた見知らぬ人が撮ってくれました。どうもありがとう!)

私のひるがえる右手のクセ。荒波をパドリングしていても、この右手で「ナオコだ~!」と探される(笑)
海でクロールするときは、なつかしのジャネット・エバンズ泳法が役に立ちます。ジャネット・エバンズとは80年代後半~90年代前半に世界を制した自由形中長距離のアメリカの水泳選手で、両腕をプロペラみたいにぶんぶん回して泳ぐのです。
小柄なのに力強く、決して美しいとは言えない泳ぎ方なのにめちゃくちゃ速い。中高水泳部で、同じく中長距離をやっていた私の憧れでした。
そのエバンズ泳法を意識すると、頭が沈みにくく、海で泳ぎやすいのです。
さて、楽しく泳いだあとが大変でした。水からあがって着替えているうちにどんどん身体が冷たくなり、ガタガタ震え出したのです。
私たち、こんな薄曇りの日にもかかわらず、楽しくて水の中に長く居すぎたみたいです。見ているとほかの人々は数分、いえ、中には数秒入るだけの人も。せっかく来たのにみんなどうしてすぐに上がってしまうのかなあ、と思っていたけれど、身体が冷えすぎないように気を付けているんですね、きっと。
埠頭を歩いて車に戻る道すがら、お互いの震え方を見て可笑しくて笑いが止まらず。ガタガタ震えながら笑いも止まらないので、何度も舌を噛みそうになりました(笑)。
そういえば前にもこんなことが。そうだ、昨年9月にポートランで震えながらキッシュを食べたっけ。→
ポートランでクリフ・ラン&スイム!(2020年9月)
まともに口がきけるようになり、ディヴィッドが最初に言ったことは、「生まれてこのかた、いちばん寒かった」。え~、そんなにドラマチックな経験だったとは!(笑)
ディヴィッドは私のいちばんのサーフバディで、数えきれいないほどのサーフ・トリップを一緒にしてきました。
毎回おかしなこと満載で笑ってばかり。そして、そのおかしなことの数々を思い出しては、何年もそのネタで笑っています。
震えながら埠頭を歩いた「生涯でいちばん寒かった」日の思い出が、またひとつ加わりました。友達と一緒に何かするって、やっぱり楽しいなあ。
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