この週末のダブリンは、まだまだ肌寒いながらも青空が広がりました。
明日以降お天気は下り坂との予報なので、今のうちにビタミンDを!と、多くの時間を戸外で過ごしました。

本日、フェニックス・パーク(Phoenix Park, Dublin 8)にて。草の上にごろんと寝そべって日光浴を楽しみました
さて、アイルランドのワクチン接種は、昨日でのべ50万人を越えました。
人口が500万人弱ですから、まだまだ国民の10人にひとりも初回接種を済ませていないくらいですが、それでも致死率、重篤患者数が減少し、接種が行き届いた高齢者施設の入居者と医療従事者の感染率がぐんと下がったとのこと。効果は表れているようです。
相変わらず最高レベルの制限下で、半径5キロ圏内の暮らしですが、今や話題の中心は日々の新規感染者数の増減ではなく、もっぱらワクチンの接種状況に変わりました。
大波をかわして静かに暮らすしかなかった頃とは違って、収束に向けての具体策をたずさえて、コロナ後の未来を思い描けるステージに進み始めたと言えるでしょう。
このところのアイルランドの新規感染者数は500人前後で停滞気味ですが、もしかすると減少率が落ちてもリバウンドさえ回避すれば、ワクチンの効果による減少を期待して良い段階に入りつつあるのかもしれません。
事実、長い間、感染者数が高止まりだったイギリス領北アイルランドは、ワクチン接種が進んでぐんと数値を下げましたから。
(UKのワクチン接種が世界的に進んでいることはご承知のとおり。今晩のニュースで北アイルランドのアーリーン・フォスター主席が、北アイルランドとアイルランド共和国の行き来に支障が出ないよう、両地域の接種レベルを近づけるため、UKに余剰分のワクチンがあったら回してもらうようお願いしてみては、といったことをコメントしていましたが…)
ワクチンの接種状況については、政府が掲げている目標にはまったく追いついておらず、接種ペースが遅いとの批判が飛び交っていますが、アストラゼネカ社のワクチンが予定通り供給されてこないことがいちばんの原因であり、ロジスティック上の混乱はごく一部のようです。無駄になっているワクチンはほとんどないようですから、政府も関係者もベストを尽くしているのだと思います。(適切な批判は常に必要だと思いますが)
来週には4社目となる、一回の接種で効果が出るというジョンソンアンドジョンソンのワクチンが認可される運びですし、4月以降は配給量も増してスピードアップすると政府は言っています。
感染者増加の1波、2波、そして3波の山(3波は山どころか絶壁だった!)を登っていた頃の心持ちを思えば、今は山を下りながら、ワクチンという希望も手にしているのですから以前とは大違い。
しかも、季節は春。道行く人々に笑顔が多く見られるようになった気がします♪

昨日、エーモン・ケント公園(
Eamonn Ceannt Park, Crumlin, Dublin 12)にて。まるで黄色い波のように咲き誇るラッパスイセンがきれいでした
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