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パブ店主の名言「他人と話すことは自分を知ること」

このところ、いろいろな人とたくさん話をしています。
卒論にアイルランドのことを取り上げたいという日本の学生さん、『赤毛のアン』の会の長年のお仲間、かつては私も同業であった(コロナ禍で休業中の)現役添乗員の友人たち、アイルランド関連で公私ともにお世話になっている異業種のお仲間、私の新規プロジェクトの心強いパートナー、誕生日を迎えた友人、そして懐かしい学生時代の仲良しグループや家族とも。
上記はZoomなどオンラインで日本とアイルランドをつなぎ、画面越しに顔を見ながら。日本の友人知人たちの顔、コロナ禍になってからの方がたくさん見てる(笑)。

当地のアイルランド人の友人知人とも、半径5キロ圏内に住んでいる人たちとは、よく会ってウォーキングしながらキャッチアップしています。
過去20年共に歩んできた(やはり休業中の)同業の友人とは月いちのウォーキングが習慣になりましたし、自宅でリモートワーク中のサーフィン仲間とはランチタイムにコーヒー片手によく散歩しています。別の一世帯としか会えないので、一度にみんなで集うのではなく、日を変え、相手を変えて。
5キロを越える友人たちとは会えないけれど、ときどき電話でおしゃべり。ただ単に「元気?」と電話をする習慣は以前の私にはあまりなかったけれど、最近はかけちゃいます。

人と話す、すなわち「対話」するって、制限なく人と会える暮らしでは自然にしていたことだったので、意識的に時間を設定してそれをするなんて、初めはなんだか不自然な感じがしたものです。
でも、人と話さないでいると、思考が凝り固まっちゃうみたい。数日間誰とも会わずに暮らすこともあり得る日々の中で、寂しくなるということは私はあまりないけれど、次に人と会って話したときに、自分が小さくなっちゃっているような気がしたことが何度かありました。
そのとき耳に響いてきたのが、バンドーランのブレナンズ・バーの愛すべく女性パブリカン(パブの店主)として生涯をまっとうした、在りし日のナン・ブレナンさんが言った言葉、「他人と話すことは自分を知ることでしょ」。
パブのカウンターで日々人と話し、人の話に耳を傾け、人々が対話しているのを見つめてきたナンさんが、会話の中でごく当たり前のことかのようにおっしゃったのを思い出しました。

「対話」って面白い性質のもので、それ自体が楽しいだけでなく、たわいのないおしゃべりが思わぬ方向性を持つことがあります。そこから驚くべき発見につながったり、ふとした他者のひと言で人生の真理に目覚めたり、素晴らしいアイデアがひらめたり。
ここ数日オンラインまたはリアルで、私の人生のいろいろな側面に関わる新旧さまざまな人と話す機会が多くあり、ものすごいブレインストーミングになりました。

極めつけは今朝の電話。日本にいるある人から、「ゴールウェイのAさんから、なんだか弱気なメールが来たけど大丈夫かな?」と連絡があり、心配になり即電話。幸いAさんはお元気で、コロナ禍での休業や健康状態を憂いつつも、今朝食べた朝食の内容から、庭にやってきたブラックバードが今リンゴを突いた、食べた~という実況中継までしてくれました。(笑)
彼女の話がひとしきり終わり、「ところでナオコは?」と聞かれてしゃべり出した私は、「心配して電話したの」と言う代わりに、どうしたわけか、「夏になったらこんなプロジェクトをしたいんだけど、一緒にやってもらえない?カクカク、しかじか…」と、電話をかける前には1ミリたりとも考えてもいなかったことをペラペラしゃべり出したのです。
自分でもびっくり。私、なんでこんなこと言ってるのかしら、と思いつつもアイデアがどんどんわいてきて、「いいわね、それ!やりましょ」とAさんもノリノリになって話はまとまってしまいました。(笑)

ナンが言ったとおり、まさに「他人と話すことは自分を知ること」でした!
ここ数日人々と話しながらブレンストーミングし続けた結果、私の中で自分でも気がつかないうちに何か出来上がっていて、Aさんがトリガーとなってそれが飛び出したのでしょう。そしてそれこそが、「私がしたいことだったんだ」と、これ以上ないほどに腑に落ちる答えだったし、昨日までの私にはなかった新しいものでした。
人って未知の可能性がたくさんあって、でも自分ひとりではその引き出しは開かないんですね。

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今日はサーフィン友達のグレアムと久しぶりに会ってウォーキングしたり、ガーデンセンターで花を買い、数日前の強風で無残なことになってしまったハンギングバスケットを整えたりしました。ピンクがきれいなプリムローズ、ひと苗たったの1.5ユーロだったのでたくさん買っちゃいました!
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コメント

マーシー

ナオコさん、こんにちわ。ナンさんもそうですが、ナオコさんもすごい名言はかれてますよ。人は未知の可能性がたくさんあって、でも自分ひとりではその引き出しは開かない。なんて、すごい言葉でしょう。コロナのなかで、閉じこもりがちになって、一瞬はみなりもかまわず、掃除もさぼり、楽に思えても、自分ひとり勝手に生きてると、なにか、方向性もさだまらず、おちつかなくなってきます。人とふれあうなかで、自分を少しずつ、気付かないうちに、微調整して、自分の可能性も広げていくのでしょうね。

naokoguide

マーシーさんへ
こんにちは。いつもありがとうございます。
うわ~、名言なんて言っていただいて嬉しいです。
確かに、人に会わないのは楽でもあって、私も家にこもって好きなことするのが嫌いじゃないので、それはそれで楽しいんですよね。でも、マーシーさんがおっしゃるように、そうしていると方向性が定まらなくなって…っていう感覚、このコロナ禍で初めてわかりました。
よく、人はひとりでは生きていけない、とか言うけれど、物理的にサポートし合うとかそういうことだけはなく、人間社会の中で普通に人とふれあって生きていくってのがどれだけ大切なことか、身をもって感じられました。

Jack

迷惑な頼みだったら悪いなぁ、と思いながら打ったメールでしたが、反対にとても役に立てたようで、何よりです。ああほんとに良かった。
そのむくむく湧き上がってきたなんやらのプロジェクト、なんか私も絡むことができたら嬉しいです。楽しみにしてます。

naokoguide

Jackさんへ
おかげ様で思わぬ展開になりました!ありがとうございました♪
そして、まるで以心伝心かのようなJackさんからのメッセージにびっくり。本日まさに日本と打ち合わせしてたのですよ~。Jackさんにも絡んでいただきたいですね、って。
まだすぐにではなく、ちょっと時間かかるかもわかりませんが、もうちょっと具体的になったらあらためてご連絡させていただきます!
知恵を絞ればいろいろできそうなことあるんだなあ、ってワクワクしてきました。その時になったらぜひぜひよろしくお願いします♪
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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