大晦日に始まった3度目のロックダウンはどうやら数ヶ月に及ぶ気配。
レストランやカフェなどは夏まで開かず、テイクアウトのみの営業がまだしばらく続くのでは…と言われています。
昼間のみ営業のコーヒー、軽食中心のカフェは、中には行列が出来て平時よりも忙しいのでは…なんてところもありますが、ディナータイムに営業する高級レストランは苦戦している様子。
一時休業を余儀なくされている店もある一方、コース・ディナーを自宅で再現できるミールキットを販売する店もあり、昨晩はそんな高級レストランのひとつ、バスティブル(
Bastible, Dublin 8)のミールキットをオーダーして、サポート・バブルの友人ディヴィッド&クリスティーンと「自宅でレストラン」体験してみました。
バスティブルはお任せメニューのみの小さなレストランで、ミールキットも個数限定。3週間前にオーダーしようとしたら今週末まで空きがなく、待ちに待ったディナーでした。
届いた食材は、ソースも含めそれぞれが小さな箱や容器に入っていて、1~17まで番号が振られていました。インストラクションにそって番号順に調理したり、盛り付けたりして、4コースを完成させます。

前菜は2つ。最初の前菜はスモーク・トラウト(燻製マス)。付属のソースやガーニッシュを盛り付けてレストラン・ディッシュさながらに

次の前菜はカリフラワーのコロッケ。すでに出来上がったものを温めて、これまた付属のカレーソースとピクルスを盛り付けて
メインディッシュはちょっとだけ調理が必要でした。

ロースト・ダックをオーブンで温めている間に、スペッツェル(パスタの一種)とシイタケをこんがりするまで炒めます

出来上がったメインディッシュがこちら。ロースト・ダックに、キャベツのオーブン焼きのようなものと、上記の付け合わせ。オレンジがかった黄色のソースはクィンス(マルメロ)のソース
普段レストランでダックってあまり選ばないので、数年ぶりに食べました。これまでに食べたダックの中でいちばんおいしかったかも。
長時間かけて調理されたものらしく肉がホロホロで、調理法によるのでしょうか、なんともスモーキーな風味が際立っていました。

デザートはルバーブや各種フルーツのトライフル。すでにお腹いっぱいで、半分食べて残りは翌日に
今日は3人ともドレスアップして「自宅でレストラン」に臨みました。
パンデミック禍でおしゃれはすっかりカジュアルになり、この冬はずっとセーターにジーンズ、Tシャツにレギンス…といった格好で過ごしていたので、持っている洋服をすっかり忘れてしまい、何を着るべきかちょっと戸惑いましたが。(笑)
この4コース・ディナー、2人で65ユーロ、ひとり37ユーロ。パンデミック禍にはちょっと贅沢だけど、実際にレストランへ行って同じものを食べることを思えば、かなりお値打ち。たまにはいいでしょう。
ちょっとだけ調理したり、盛り付けたりするのも、にわかシェフになったみたいで楽しかったです。
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