ロンドン在住の知人と仕事の件でZoomミーティング。
彼女とはかれこれ20年近いお付き合い。パンデミックで仕事が途絶えすっかりご無沙汰していましたが、久しぶりに顔を見てお話でき、お互いの近況報告にも花が咲きました。
コロナ禍に犬を飼い始めたという彼女。アイルランドでもそういう人は多く、ロンドンもダブリンもトレンドが同じね~と盛り上がった矢先、「そうなの~、でも、犬が盗まれちゃうことも増えてるの~」と言うではありませんか。
なんでも、コロナ禍の癒しとして犬をはじめとするペットの需要が高まり、販売価格が沸騰。悪質ブリーダーが増え、犬の盗難も頻発しているのだとか。
のちほどイギリスのニュースを調べたら、「昨年3月以降、犬の盗難件数は推計250%増加」とか、「ギャング組織や窃盗グループが飼い犬を盗み、繁殖に利用したり、身代金や保護の謝礼金を要求したりする事例が増えている」と書かれていました。ひぇ~。(→
参照)
一方、最近のアイルランドの犬絡みのニュースと言えば、「山歩きに飼い犬を連れてこないでください」というヒツジ農家からのお願い。
コロナ禍で屋内施設や飲食店が軒並み閉鎖されているため、戸外を歩いて余暇を過ごす人が格段に増えたんですね。アイルランドは国土の50%が牧草地ですから、ちょっと郊外へ行けば、意図せずしてヒツジ、牛、馬…に出くわすことに。
今ちょうど子ヒツジが生まれる時期なのですが、犬は本能的にヒツジを追いかけてしまう。これは平時からしばしば問題になることですが、ヒツジが犬に攻撃される事例が今年は特に多いのだそう。
ニュースに農家の方が出て、どうぞ山歩きには犬を連れてこないで、もしくは必ず綱をつけてください、と呼び掛けていました。
この話をしたところ、大都市ロンドンに住む知人には初めはピンとこなかったみたいです。「ヒツジ…って、そんなによくいるの?」と。
面白い話をしたつもりはなかったのですが、「次のZoom飲み会のネタにさせて~」と言ってもらえたので、ロンドン暮らしの彼女には新鮮な話題だったよう。犬の身代金…に私が驚いちゃったように!
同じ飼い犬ブームでも、発生する問題がずい分違うね~と2人で大笑いしました。やっぱり、ロンドン=都会、ダブリン=田舎…。(笑)

スライゴ近郊キャロウキール(Carowkeel, Co. Sligo)にて、ワンコ連れでウォーキングする人々。アイルランドではよく見る光景です(2018年9月撮影)
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