本日のFMまつもと「Hickory Sound Excursion」でのフィル・ライノット談義、たくさんの方にお聴きいただきありがとうございました!
トーク部分のみ、こちらでお聴きいただけます。Podcastにのみ収録のおまけの話(ティン・リジィのバンド名の由来)付きです。
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#253 - 18FEB2021 ▶ きみの知らないフィル・ライノット
2005年、ダブリンのグラフトン通り近くに出来た等身大フィル・ライノット像。ギターの弦の部分には、ファンがたずさえていったピックがいっぱい(2019年撮影)
フィル・ライノットやティン・リジィは日本では洋楽ファン、ロック・ファンでない限り、あまり馴染みがないかもしれませんが、意外なところで楽曲が使用されていたことを、収録後にパーソナリティーの久納さんからお聞きして知りました。
ウィンタースポーツがほぼないアイルランドではスケート中継もなく知らずにいたのですが、フィギャアスケートの羽生結弦選手が2013年にグランプリファイナルを制した時のショートプログラムが、なんと「パリの散歩道(Parisienne Walkways)」だったそうですね!
「パリの散歩道」は北アイルランド出身のミュージシャン、ゲイリー・ムーアの代表曲ですが、実はフィル・ライノットとの共作で、歌詞&ボーカルはフィルなんです。(羽生選手が使用したのはムーアによる歌ナシのライブ音源)
18歳だった羽生選手はこの演技で当時の世界歴代最高点となる99.84点をマークし、奇跡の演技として語り継がれているよう。
※参考→
羽生結弦の「パリの散歩道は奇跡的瞬間」 国内外で甦るGPファイナル初Vの感動シーン(THE ANSWER) など
映像がYouTubeにありましたので見てみました。羽生選手、キレッキレですね。特に後半、ロックしているではないですか。
3:14あたりの決めポーズなんか、私にはフィルにしか見えない!(笑)
羽生結弦(Yuzuru Hanyu) 2013 GPF SP 「パリの散歩道」
そしてこちらは、生前のゲイリー&フィルの「パリの散歩道」のセッション。羽生選手の演技と見比べてみてください。羽生くんがフィルに、もしくは、フィルが羽生くんに見えてくること間違いなし(笑)。
Gary Moore & Phil Lynott Live - Parisienne Walkways
そんなことで、フィル・ライノットなんて知らない~という方にも、意外なところでつながりを見出していただけたかも♪
話は戻って本日のラジオ・トークですが、毎度のごとく、伝えたいことをもうちょっと簡潔にお話すべきだったなあ、と反省しきりです。あれも言いたい、これも言いたい!としゃべり倒した私の話を、見事に放送枠に納めてくださった久納さん、ありがとうございました。
そして、2点ほど、私の言い間違いと、勝手な誤解がありましたので、こちらでお詫び&訂正させていただきます。
1980年頃を「30年前」って言っちゃいましたが、10年サバ読んでましたね(笑)。失礼いたしました。
そして、フィルのお母さんは未婚の母で、フィルは実のお父さんに会ったことはないんじゃないか…と言いましたが、収録後にフィルのお母さんによるメモワール『My Boy』を読み、フィルが産まれて間なしの頃はお父さんが会いに来ていたことを知りました。フィル本人は覚えていなかったかもしれませんが。
※ティン・リジィとフィル・リノットに関する過去ブログ
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フィル・ライノットが育ったクラムリンをめぐる(2012年2月8日)
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『青い城』のバーニイは「ティン・リジィ」に乗っていた(2021年1月)
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フィル・リノットのドキュメンタリー映画トレーラー公開!(2020年8月)
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シン・リジー結成50周年記念切手!(2019年10月)
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さようなら、フィル・リノットの母・フィロミーナさん(2019年6月)
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ダブリンにてフィル・リノット展開催(2011年3月)
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ジョイスの「ダブリン」とフィル・ライノットの「ダブリン」(2008年12月)
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フィル・ライノットのお墓参り(2008年8月)
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コメント
miwako
なかなか興味深かったですが、確かに先に羽生くんのあのプログラムだと知っていれば!!!
またポッドキャストを聞けば良いね(^_^)
ティン・リジー!ブログで読むのも楽しかったけれど、ラジオから聞ける熱い語りも良かったですよ~♪
また放送があればお知らせください!
2021/02/19 URL 編集
naokoguide
語り良かったって言っていただけて、ほっとしました。
リジィはロックだったんだ、って今回、再認識。私の中では70~80年代日本のポップス&演歌っぽかったので(笑)
日本の歌謡曲がリジィみたいな洋楽に影響を受けてた…ってことだと思うんですけどね。
それにしても、羽生選手、すごいのね~。目つきもロックだわ!
2021/02/19 URL 編集