そうなるだろうと思っていたので驚きませんでしたが…。
昨日政府から新たな発表があり、
大晦日に始まり、当初1月末までとされていたロックダウン(レベル5の制限)が3月5日まで延長されることに。
北アイルランドが同日までの延長を先週発表したのを受け、日付を合わせたようです。
新規感染者の数はピークを越えましたが、それでも12月初めに緩和したときの10倍ですから、まだまだ現行の制限を続けなくてはならないことは必至。入院患者数、ICUへの収容患者数はパンデミックが始まって以来最多となり、医療機関のひっ迫が続いています。
移動は半径5キロ圏内、不要不急の店は閉店、飲食店はテイクアウトのみで営業…といった日々がさらに6週間は続くことになりますが、もうすっかり慣れました。医療現場で日々命がけでお仕事してくださっている方々のことを思えば何のその。
現在休校中の学校については、一斉に開けることはせず、特別支援児童や高校卒業試験の学年などから段階的に登校させるようスケジュールが組まれるようです。
パンデミックが始まってからの新型コロナによる死者総数は昨日で3000人を超過し、またひとつ悲しいマイルストーンを越えてしまいました。
近隣のイギリス、イタリア、ベルギー、チェコなどに比べ、人口100万人当たりの死者総数は半数以下なので、統計的な数値としてはヨーロッパ内で突出して悪いわけではないとのことですが、人の命は数の問題ではなく、それぞれたったひとつのかけがえないもの。
夕方と夜のニュースでは、パンデミック禍の街や病院、四季折々季節が移り変わっていった映像を流しながら、追悼の意を込めて「Still」と題した詩が朗読されました。(原文をご紹介しようと探すも見つからず)
ロックダウン延長とともに昨日発表されたのは、海外渡航に関するルールがより厳しくなるということ。
不要不急の渡航は原則禁止されていますが、空港付近での検問を強化したり、罰金を増額する措置が取られるよう。すべての国と地域からの入国者に対して、入国後2週間の隔離を義務化するよう法改正が進められるとのことです。(これまでも国や地域により入国後の一定期間の行動制限が勧告されていましたが、法的な罰則はなかったので)
さらに、変異株の見つかった南アフリカ、ブラジルからの入国者や、入国時に陰性証明の提示を怠った人は、政府の定める隔離施設(ホテル)へ行くことが義務付けられるようになるとか。詳細は施設の準備などが整い次第、発表されるようです。
現在アイルランドでは医療従事者、高齢者施設入居者に優先的にワクチン接種が行われていますが、2月半ばから一般向けの接種が開始されることになっています。高齢者から順に行い、夏頃までには地元のかかりつけ医やクリニックでも接種できるようになるよう。
このところ連日ヘッドラインとなっているのが、アストラゼネカ社のワクチン製造に遅れが生じていること。アメリカやイギリスには予定通り供給されるのに、EUには約束した量の4分の一しか期日までに供給されないことが判明。契約違反を申し立てると言うEUに対し、いやいや生産量はあくまで目標で法的な約束ではないと言うアストラゼネカ。両者の主張が対立していますが、足りてないものは足りてないので、今後のワクチン接種プランに遅れが生じる可能性も出てくるでしょう。
今のところ私の順番は早くて秋~冬(インターネット上の予測アプリによる)。それが遅れるかもしれないとなると、年内に打てればいいかな…といったところでしょう。
そうこうしているうちに季節はめぐり、球根の芽が伸び始め、空気にかすかな春を感じる日も。
今日はクリスマスローズの新しい花が咲きました。

サクラソウもシクラメンもきれいに咲いてくれていて嬉しい♪
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