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第3波の新規感染者、横ばいに転じるも緩和レベルの10倍…

3度目のロックダウン(レベル5の制限)も3週間が過ぎ、新規感染者数がやっと横ばいに転じ始めました。
年末からの累計があったといは言え、日々の数字が7000、8000…になった日もあったことを思えば、今や2000人台まで減少し、ここ数日それを維持しているのはロックダウンの効果が現れ始めたということでしょう。
一時は20%まであがった過去2週間の陽性率も、10%ほどまで減少しました。

とは言え、地域によってはいまだ増加しているところもありますし、制限緩和には程遠い数値。12月始めにレベル5から3に緩和されたときの新規感染者数は200人台でしたから、減少したところでまだあのときの10倍…。
医療機関のひっ迫は続いており、国内のICUの病床は残りあといくつです、と日々報じられています。最寄りのICU病棟に空きがなく、100キロも離れた病院に搬送される事例も。通常の救急車ではない特別装備と専門スタッフを乗せた搬送車が準備されているとのことですが、医療現場が想像を絶する世界になっていることが日々のニュースからうかがい知れます…。

この1週間ほど入院患者数が日々増えていき、死者数も春の第1波のときを思い出させるようなすさまじい数で、ニュースをまともに見るのが辛かったです。
現状の制限は暫定的に1月31日までとされていますが、2月も続くことは必至。ミホール・マーティン首相はむこう6ヶ月は完全な制限緩和はないでしょう、と言っています。3月のセント・パトリックス・デーのフェスティバルもヴァーチャルで行うと早々発表されました。

北アイルランドはロックダウンを3月5日まで延長することを発表しました。政治的対立のある北アイルランドでは感染対策も議会が折り合わず遅れがちでしたが、ここへ来て急にスムーズに。どうやら先月イギリスでワクチン接種第一号となったマギー・キーナンさんが北アイルランドのファーマナ県出身であったことが、ナショナリストたちを懐柔したよう。(アイルランド人がイギリスの制度の中で一番にワクチンを打ってもらったから)

アイルランドも来週正式な発表があるでしょうが、半径5キロ圏内の暮らしはもう1~2ヶ月続くもの…と思っていた方が良さそうです。
まあ、読むものも観るものも山積みですし、想像力を多いに活用して狭い範囲で広く生きようと思います!

sureroadluascanalroad0121
ここ数日いいお天気。運河沿いののどかな景色
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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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