最後のクリスマス・ショッピングのためにシティセンターへ出かけ、夕方帰宅すると、その間に政府から重要なアナウンスが出されていました。
アイルランドは
6週間に及んだ再ロックダウンが12月1日より緩和され、18日(金)から訪問規制や移動制限をさらに緩めるクリスマス/年末年始の特別期間に入ったところでした。
12月初めの日々の新規感染者は200人台だったと記憶しています。そのとき政府の公衆衛生チームは緩和はまだ時期尚早との見方で、トニー・ホーロハン高等医務官は「新規感染者はクリスマスには500人、1月1週目には1000人を越えるだろう」と予測していましたから、おそらく、クリスマス/年末年始の3週間の特別緩和期間が終了する1月6日には再びロックダウンになるだろう、でもクリスマスを楽しんだあとならまあ我慢しようか…と、誰もが覚悟はしていたと思います。
しかし、感染拡大の次の波はトニー医務官の予測をも超える勢いでやって来ました。
12月17日から新規感染者が急増し始め、500人台になったと思ったら、昨日は700人台、そして今日は970人。この5日間でほぼ倍、日に10%の増加率。
公衆衛生チームはアイルランドに第3波が到来したとし、本日政府は、おそらく苦渋の決断だったと思いますが、2日後のクリスマス・イヴより再び最高レベルのレベル5の制限に戻すことを発表しました。事実上、再々ロックダウン…です。
以下、本日発表された今後の制限の概要です。(レベル5+特別措置)
前回レベル5に引き上げられた時との大きな違いは、クリスマス期間のみ制限付きで他家への訪問が認められていること、不要不急の小売店が閉まらないこと、でしょうか。
→
At a glance: What's in the new restrictions for Christmas? (RTE News)参照
12月24日~
・レストラン、(食事を提供する)パブなど飲食店…午後3時をもって閉店
・美容院、ビューティーサロン…閉店
・博物館、美術館、映画館…閉館
12月26日~
・ホテル…必要不可欠な理由での宿泊のみ可
・移動…県外に出かけていた人はこの日の終わりまでに居住する県内へ戻る
12月27日~
・他世帯からの訪問…(2世帯から)1世帯のみに制限(サポート・バブル含む)
・移動…県内に制限
1月1日~
・訪問…禁止。子供の世話や介護は例外
その他
・学校…クリスマス/年末年始休暇後、予定通り開始
・イギリスからアイルランドへの渡航…1月31日まで禁止
・ジム、プール…個人でのトレーニングはOK
・仕事…定められた必要不可欠の職種以外、自宅からリモートで
・小売店…不要不急の店も開店。1月のセールはイベント化しない
など
【12/23追記】在アイルランド日本大使館からの情報が分かりやすいです(日本語)→
こちらミホール・マーティン首相のスピーチによると、イギリスが発表した感染率の高い変異ウィルス(不確定)がアイルランドに入ってきているかどうかも未確認であるものの、クリスマス帰省などで過去2週間にイギリスから3万人が到着していることから、影響が及んでいると仮定し、このような厳しい措置をせざるを得ないとのこと。
レオ・ヴァラッカー副首相は記者会見で、上記の制限は1月12日に見直し予定としながらも、制限は2カ月続くだろう…とも言っています。
また、大晦日には新規感染者が2000人になる可能性があるとも。
急な展開でしたが、感染拡大が急なんだから仕方ない。今日は悲しいことに死者も13人と急増しました。北アイルランドのように病床が足りなくなってから措置を講じるのでは遅いので、余裕があるうちに政府が厳しい制限を決めてくれたことを、私はありがたいと感じています。
すでにクリスマスは十分楽しみました。
ツリーを立てて、リースを飾って、
街のクリスマス・イルミネーションも堪能しました。
26日までは県外移動できますから、クリスマス当日には家族と離れている人も帰省できますしね。
年末年始の数日間、新年を迎えるためにアイルランド西部へ出かける予定でしたが、中止せざるを得なくなりました。
カウンティー・メイヨーのクロー・パトリック山で初日の出を見たいと思っていましたが、ダブリン・マウンテンに変更…かなあ。まあ、いいです、また行くチャンスがあるでしょうから。

先日、ダブリン西郊外ルーカン(Lucan)にある有名なクリスマス・ハウスを見に行ってきました。子ども病院へのチャリティーのためのライトアップで、ウェブサイトから寄付出来ます→
HOUSE OF CHRISTMAS LIGHTS DUBLIN
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