今日から、私の
アイルランド語のイブニング・クラスが始まりました。
以前から挑戦してみたかったアイルランド語。週に1回2時間×12週、初めてアイルランド語を習う人のためのビギナー・クラスを受講します。
Gaelchultúr
Filmbase Building, Curved Street, Temple Bar, Dublin 2.
Tel: (01) 6753658(アイルランド語を含むアイルランド文化・音楽・ダンスなどをプロモートしている会社。語学クラスは6段階あり、ランチタイムのクラスもあり)
アイルランドは2つの公用語を持つ国で、
第一公用語が母国語であるアイルランド語(ゲール語)、第二公用語が英語。
とは言っても、アイリッシュが皆バイリンガルなわけではありません。
長いイギリス支配の歴史で母国語は失われ、その結果、
現在アイルランド語を日常的に話しているネイティブ・スピーカーは、全人口のたったの2パーセント。
それも、イギリス支配の届きにくかったアイルランドの西海岸、入り江の奥の集落、離島などに限られており、ダブリン辺りではさっぱり通じないのが実情です。
そんなわけで、
クラスの半数以上がアイルランド人。
「義務教育でやったものの、さっぱり身につかなかったので…」とか「ゲールタクト(アイルランド語を日常的に話している地域)に旅行に行き、同じアイリッシュとして話せないことを残念に思ったので…」など、
大人になって母国語に目覚めたというのが受講の主な理由のようです。
その他の半数は、ロンドン育ちでアイルランド語教育を受ける機会を逃がしたアイルランド人、アイルランドで育ったが外国人という理由でアイルランド語を習わなかったオーストラリア人、せっかくアイルランドに住んでいるので習ってみたいというロシア人、イタリア人、そして日本人の私。
初回のクラスでは「こんにちは」「お元気ですか」の類の挨拶、自己紹介、数の数え方など、ごく初歩的な会話を習ったのですが、
とにかく発音が難しいのです。
耳で聞いただけでは口マネの出来ない私は、先生の口の動きを見るのですが、そうするとノートが取れなくなる。
「私の名前は…です」なんていう簡単な一文なのに、
今まで学んだどの言語とも似ているようで似ていないのです。
これまでも仕事柄、アイルランド語の言語としての特徴や、地名に出てくる単語などの知識はあったものの、実際のフレーズは限られたものしか話せなかった私。
呪文のようなアイルランド語の響きはなんとも魅惑的で、これをマスター出来たら魔法使いか何かになれそう~(←妄想)!
来たる夏のシーズンには、挨拶や簡単な会話くらいはお客様にも伝授できるようになっていることを期待しつつ…ひとまず今夜は、皆さん、
イーハワイ(Oiche mhaith=おやすみなさい)!
- 関連記事
-
コメント
Uisce
2007/02/07 URL 編集
naokoguide
「こんにちは」は「ディアグウィッチ」で覚えていたのですが、いきなり「ジアディッチ」、「コナスアタートゥ=How are you?」も「ケジェーマアタートゥ」でした・・・。(笑)
それにしても、アイルランド人にアイルランド語を教えちゃったなんて、Uisceさん、スゴイ経験ですね!
2007/02/07 URL 編集
メジロ
2007/02/09 URL 編集
naokoguide
もうちょっと上達したら、アイルランド語のいろいろな秘密がわかるかも・・・。今のところ、私にも謎だらけです。(笑)
2007/02/09 URL 編集