秋の薄日が気持ちよくて、このところ10キロ程の距離を毎日走るか、歩くかしています。
パンデミックが起こる前からランニングはしていたけれど、実はウォーキングってちょっと退屈だと思っていました。登山やハイキングならいざ知らず、家の近くを走らずにわざわざ歩くなんて、と。
ところが今や人との社交は戸外でウォーキング…というのが定番となり、気づけば自分ひとりでも歩きに出かけるように。走るのもいいけれど、歩くのも楽しいなあ、と思うようになりました。

落ち葉を踏みしめるときのカサカサいう音が好き♪
今日はフェニックス・パーク(
Phoenix Park, Dublin 8)内のカフェで友人と待ち合わせ。自宅からてくてく歩いていきました。
周囲11メートル、敷地面積707ヘクタールという、市街地に隣接する緑地としてはヨーロッパいちの大きさを誇るフェニックス・パーク。(ニューヨークのセントラル・パークの2倍、ロンドンのハイド・パークの5倍、東京の日比谷公園の45倍!)
自宅から半径5キロ以内という現行の行動制限の範囲内に、これだけ広々したスペースがあって本当に助かっています。

深まる秋、広葉樹は黄色からゴールデンカラーに色を変え始めました
もともとオーモンド伯爵という貴族のシカの狩り場だったところで、350年前にこの地に連れてこられたファロー・ディア(Fallow deer=ダマジカ)の子孫が500頭、園内に生息しています。
シカたちは園内を群れで移動しているので、日によって会えたり会えなかったりですが、今日は横切ったスポーツ・グランドで鎮座したり、草を食べたりしていました。
※関連過去ブログ→
シカも応援!『若草物語』のオーチャードハウス支援バーチャルレースに参加(2020年9月)

立派な角!この姿、シカじゃなくてウシっぽいのは何故?(笑)

水玉模様だとよりシカらしいですね。振り向きポーズが可愛い♪
園内にはリスもいます。動きが速いのでなかなか写真に撮れませんが、今日出くわした子はどういう風の吹き回しか、止まってポーズを取ってくれました。

北米大陸からやって来た外来種の灰色リス。この灰色リスの到来で減少し、イングランドではすっかり見られなくなった固有の赤リス(キタリス)は、ダブリン市内ではセント・アンズ・パーク(St Anne's Park)にいますが、フェニックス・パークにはいないようです(灰色リスには申し訳ないけれど、やっぱり赤リスの方が可愛い)
園内のビジターセンター隣りにあるフェニックス・カフェ(
Phoenix Cafe, Dublin 8)で友人と落ち合って、楽しいおしゃべりと遅めのランチを楽しみました。

15世紀のアッシュタウン・キャッスル(
Ashtown Castle)。80年代後半、後世に建てられた屋敷を取り壊した時に発見されました。この横にカフェがあり、現行の制限により今はテイクアウトのみでオープン

まるで地面をはうように伸びた巨大な木の枝に腰かけて。熱々のロースト野菜のスープと、ナッツやシーズがたくさん入ったパンがおいしい♪
園内を友人とも一緒に歩き、本日の歩行距離12キロ。
唐突ですが12キロで思い出したのが、我が故郷の偉人、東急グループの創始者・
五島慶太(1882 - 1959)さんが、毎日12キロ歩いて私の出身校でもある上田高校へ通学していたという話。12キロ、ひぇ~って思っていたけれど、私も近ごろ昔の人並みになってきた?(笑)
あ、五島さんの12キロは片道ですから、私はやっと学校に着いただけですね。昔の人はすごいなあ。
※関連過去ブログ→
「タチアカネ」蕎麦とダート車両
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