
フェニックス・パーク内の見晴らしのいい丘にて
10月最後の月曜日はバンクホリデーのため、今日は3連休の最終日。
半径5キロ以内の行動制限中とはいえ、お天気がいいので、紅葉(黄葉)と秋空を楽しみながら多くの人が戸外を歩いたり、走ったりしています。
昨日は近くに住む友人と連れ立って、長いウォーキングを楽しみました。ロイヤルホスピタル・キルメイナム(
Royal Hospital Kilmainham)、ウォー・メモリアル・ガーデンズ(
Irish National War Memorial Gardens)、フェニックス・パーク(
Phoenix Park)と3つの公園をつないで、12キロを完歩。
風がちょっと肌寒かったけれど、歩くにはちょうどいい気候でした。

黄葉もそれそろ終わりかけでしょうか。フェニックス・パーク内では乗馬を楽しむ人も

近所の評判のいいカフェ、ダディーズ(
Daddy's Cafe, Dublin 8)でサンドイッチを買って、ウォーキング途中にピクニック。洋ナシ、チーズ、ブラックプディングのトースト・サンドイッチ、びっくりするほどおいしかった~
昨日からヨーロッパは時計の針が一時間戻り、夏時間(Daylight Saving Time)から冬時間になりました。日の入りもぐんと早くなり、夕方6時には真っ暗に。
毎年3月最終日曜日に時計の針を1時間進め、10月最終日曜日に時計の針を1時間戻す…というのが通例でした。
今はスマホやコンピューターが自動的に時間を変えてくれますが、昔は混乱が起こることも多かったなあ。時計を変えるのをすっかり忘れて出かけてしまい、待っても待っても友達が来なくてイライラしていたら、自分が1時間早く来ていただけだった…なんてこともありました(笑)。
第一次世界大戦禍に節電対策として始められ、以降100年以上続いてきたこのシステムですが、EUでは今年を最後に廃止されることになっています。テクノロジーが発達し、今や節電効果より、体内時計が狂い心身に悪影響が出る弊害がより指摘されるようになったから。
今後は冬と夏のどちらの時間を標準にするのか国ごとに決めるそうで、となると、時計を変えるのは昨日が最後…となった国も。冬と夏、どちらの時間にするのかはなかなか難しい決断で、アイルランドでも議論が耐えません。夏時間のままにすれば、冬の朝は9時半頃まで真っ暗。冬時間のままにすれば夏の夜長が縮小される…。
EUを離脱する英国はこれまで通り夏時間を採用し続けるかもしれず、そうなると、英国領である北アイルランドを持つアイルランド島内に2つの時間が出来ちゃう…という懸念もあり、アイルランドは決断を先延ばしにしています。
ああ、ここでもまた、ブレグジットと北アイルランド問題だ…!
これから冬至までの2か月は、ますます日が短くなり、一年の中でもっとも陰鬱になりがち。毎年この時期は出来るだけアイルランドを出るようにしていましたが、今年はそうはいきませんので、巣籠もりと半径5キロ内で楽しいことを見つけてやり過ごしたいと思います♪
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