
寒暖の差が少ないアイルランドの秋は、紅葉というより黄葉がメイン。水面に映るこんなグラデーションもきれいです。グランド・カナル(Grand Canal, Dublin 2/6)にて
パンデミックの初期のころ、探検家でノンフィクション作家の高野秀行さんの『世にも奇妙なマラソン大会』(本の雑誌社)を読んで「私もサハラ砂漠のマラソン大会に出たい!」という衝動がわき上がり、暇にまかせて走り過ぎてしまったみたいです。夏以降、足腰が痛くなったり、やっぱり飽きてしまったりして、ランニングの頻度が減ってしまいました。
そもそも陸での運動はあまり得意ではなく、水の方が好きなのですが、移動制限でサーフィンにも行けなければ、プールもずっと閉まったまま。海で泳ぐにも寒くなってきたので、走るしかない。そこで一度に走る距離を減らしてみたり、スロージョギングを取り入れたりして、苦しい瞬間がないように工夫ししたらまた楽しくなってきて、今日は久々に10キロを快走。

黄金に輝くセイヨウタデカエデの葉っぱがきれい。このグランド・カナル沿いの遊歩道は真っすぐで平らで走りやすい
そう、10キロぶっ通しで走ろうと思うから辛いのです。途中のコーヒー休憩は大いにして良いことにするとモチベーションが一気に上がる(笑)。

コーヒーの看板が出ているのを見て、こんな公園あったんだと気が付いて入ってみました。ソーシャル・ディスタンシングのサインにも落ち葉が。秋ですね~

オールドファッションな移動コーヒー屋さん。誰もいなかったけれど、数分待っていたら来てくれました
おいしいフラットワイトとキャラメル・スライスでひと息ついたら、残りの距離を楽しく走れました♪
定期的に走るようになって2~3年経つでしょうか。それまでも5キロとか10キロとかのレースには時々出ていたけれど、日常的に走るなんて面倒だと思ってた。
忙しい時の手っ取り早い運動不足解消…として半ば仕方なく走り始め、最初は2~3キロ、去年の夏頃から5キロくらい走れるようになり、パンデミック禍に走る頻度が増えて週3くらいになったら、6キロ、8キロ、10キロ、12キロ…と距離が伸びていきました。
でも、あまり速くはなりません。今だに時速9キロくらい。6分半~7分/キロくらい?やっぱり陸での運動はあまり向いていないのかもしれませんが、太陽の光とフレッシュエアを浴びることでメンタルには効果があることでしょう。
サハラでのマラソン大会に出られる日はなかなか来ないかもしれませんが、今は細々とダブリンを走り続けます。

日向ぼっこ中のハクチョウたち。ハクチョウも陸は苦手そうだけど、寒くなってきたのでそうそう水の上にばかりいられないのかなあ
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