『スウェル・シーズン』…っていうアルバムがありましたよね、映画『Once ダブリンの街角で』のグレン・ハンサードとマルケタの。
スウェル(swell)とは「波(waveより大きい波のうねり)」の意味で、サーフィンの場面でもよく使われる言葉です。
アイルランドは波のサイズが上がる秋から冬にかけてがサーフィンに適したシーズンとなりますが、今日はまさにそんな「スウェル・シーズン」の到来を感じた日でした。

本日のロスナウラ海岸(Rossnowlagh, Co. Donegal)。初心者から上級者まで楽しめる、ロングボーダー向けの波で知られるビーチ・ブレイクです。波予報を見て、月曜日だというのに全国各地からたくさんのサーファーが。今日のアイルランドは多くの会社で病欠の人が多かったことでしょう(笑)
昨晩遅くダブリンを出発して西海岸へロードトリップ。友人グレアムのキャンピングカーで、10年来のサーフ仲間ディヴィッドも一緒にビーチで夜を明かしました。

キャンピングカーで朝食中♪みなで持ち寄ったパン、シリアル、バナナやリンゴなどで簡単な朝食をとって早朝から海へ
ほかのサーフ仲間も続々とやって来て、水の中で馴染みの顔にたくさん会いました。みなで声をかけあい、波をわかち合い、ときには同じ波を左右に乗ったり。
このところ典型的な夏の小波続きで消化不良気味だったので、久しぶりにちゃんとしたサイズの波に乗れてアドレナリン全開に!自分でも驚くほどにいい波に次々乗れて、本当に楽しかった。
長めのランチ休憩をはさんで、午前と午後でトータル6時間海に入っていました。あまりに楽しくてあがりたくなかったけれど、もう腕がスパゲッティ状態に(笑)。

夕暮れ時、オレンジの光に照らされて輝く海。なんと美しいことでしょう。気づけば日暮れもすっかり早くなり、19時半でもう夕焼けに
波のいい日にひとりでさっと海に行くのもいいけれど、こうして仲間と一緒にロードトリップして、寝食を共にし、波をわかち合うことの楽しさ、喜びは何ものにも代えがたく、なんとも言えない満ち足りた気持ちです。
もう一泊したい気分だったけれど、リモートワークとは言えディヴィッドは明日は自宅でラップトップの前にすわっていなくてはならないので夜遅くダブリンに帰ってきました。
別れ際、グレアムが「なんだか別れがたいね」と言うと、ディヴィッドが「たった1泊だったのに1週間くらい一緒にロードトリップした気がするね」と。
これから数か月スウェル・シーズンが続きますから、こういう楽しい日がまだまだたくさんあることでしょう。ワクワク♪
- 関連記事
-
コメント