先日スライゴ(Co. Sligo)に数日滞在した際、アイルランドの料理の本の執筆等でご活躍の
松井ゆみ子さんが暮らすカントリーハウスにおじゃまし、心温まるおもてなしをしていただきました。

さすが料理のプロの技。地元産の新鮮な野菜を使ったおいしいタルトをちゃちゃと準備してふるまってくださいました

サバ(左)と海マス&ビートルート(右)をチャンクにしたもの。薄味のタルトの付け合わせにバランス抜群

こちらはカレー味のピラフ…でしたっけ?カフェご飯みたいなカジュアルさがかえっておしゃれ
ゆみ子さんが暮らす19世紀のカントリーハウスは、イギリス時代の領主の別宅として建てられた屋敷。20世紀初頭には、のちにシン・フェイン党の副党首となったマイケル・オフラナガン神父(Father Michael O'Flanagan, 1876 – 1942)が暮らした家でもあるそう。
オフラナガン神父は貧しかったアイルランドの田舎の経済的自立・自助を熱心に支援した人で、アイルランドの伝統工芸、とくにレース産業のプロモーションのため、職人たちを連れてアメリカへ。各地でデモンストレーションや講演を行い、数年間に及ぶ資金調達のミッションを果たした人でもあります。

ゆみ子さんご夫妻が生活しておられるスペースはレース工房だったようで、年代モノのアイリッシュ・クロシェがいっぱい

食事をいただいたこのテーブルも、足がミシン台のようだし、もしかして作業机だったのかも

どこもかしも絵になる…
家の中はもちろん、私を驚喜させたのは、まるで秘密の花園そのものの裏庭でした。野生の恵みがいっぱい。

何年も咲き続けているであろう赤いバラ。花の最盛期は見事だったことでしょう。枝を数本いただき挿し木してみました、うまく根がつくといいのですが…

ブラックベリーもいっぱい

ほぼ野生化しているリンゴの木が数本。このグリーンのクッキングアップルはまだちょっと早いようでしたので、赤いリンゴをもがせていただきお土産に持ち帰らせていただきました→
野生のリンゴのケーキ!ゆみ子さんは今、新しいエッセイ本を執筆中とのこと。ステキなカントリーハウスで筆も進み、この家の歴史についても書いてくださることでしょう。楽しみです♪
ゆみ子さん、おもてなしありがとうございました!

ここにゆみ子さんが住んでまーす…って言いたいけど、これは庭にある「小さな人たち」のおうちです☘
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コメント
松井ゆみ子
エネルギーをたくさん持ってきてくれて、ありがとう。おみやげの細麺おうどんも日々の楽しみになっています。そして、ついに出ました、おばけ。アグレッシブで明け方、手をつかまれた!こわかった〜今思うと、ロブスターの怨霊だったような。今年はよく食べたし。また遊びにいらしてね。昨晩は海鳴りがすごかったです。ゆみこ
2020/09/04 URL 編集
naokoguide
って思ったらロブスターって(笑)
書くネタ満載ですねー。
うどんは次に行ったらなかった。って私が買い占めたからか(笑)
2020/09/04 URL 編集