スライゴ滞在中、思えば滝ばかり見に行っていました。
大雨が降って絶好の見学チャンスだったこと、波のコンディションが思わしくなく時間がたくさん出来たことが理由ですが、今思うと滝の水しぶきをいっぱい浴びたい気分だったのかも(笑)。
デヴィルズ・チムニー、
ポルナゴルム洞窟に続き、その翌日、ブラックスリーの滝(
Blackslee Waterfall, Co. Farmanagh, Northern Ireland)へ行きました。

下アーン湖(Lower Lough Erne)の南側に広がる、ロック・ナヴァー・シーニック・ドライブ(Lough Navar Scenic Drive)沿いの景勝地のひとつ。駐車場から滝へは片道約30分歩きます

森の中で勢いよく流れていました!

落差20メートル。それほど高いわけではないですが、滝壺が深く、岩の割れ目に川となって流れていく躍動感がさわやかな滝でした
ここもポルナゴルム洞窟と同じく、「マーブルアーチ洞窟」世界ジオパーク内にあります。(世界ジオパークについては
昨日のブログ参照)
滝を含む6.5キロ(約2時間半)のウォーキング・ルートが整備されていますが、全部歩いている時間がなかったので、私は滝をゴールにすえて同じ道を往復しました。(往復約1時間でした)
案内板にはルートを時計回りに歩くよう指示されていましたが、それだと滝まで遠いのであえて反時計回りに歩きました。矢印を逆方向に進むことになり少々迷いやすいので、Google Mapも参照。

ルートの初めの方は植林された針葉樹&広葉樹の森。歩きやすいけれど面白味はなし

ヒースの花があちらこちらに

デヴィルズ・ビット(スカビオサ)が夏の終わりを感じさせます(過去ブログ参照→
悪魔に根っこを切られた花、「デヴィルズ・ビット」)
駐車場の目の前はビューポイントとなっており、カウンティー・ファーマナの山々と牧草地が一望できます。

アハミーラン・ヴューポイント(Aghameelan Viewpiont)
駐車場の脇にある突起した岩に、6000万年前に形成された岩脈(ダイク=dyke)が顕著に見られるとのこと。
岩脈とは、地層や岩石にマグマが垂直または放射状に貫入して固まったもので、ここではドレライト(粗粒玄武岩)が砂岩に貫入している様子が顕著だそう。ジオパーク内のあちらこちらで見られるそうです。

実はこの写真の反対側に見られたようです。この時は急いでいて案内板をよく読まず、取りあえず写真を撮ってあとでちゃんと見よう…と思ったら映っていなかった(涙)
赤茶色の砂岩に、黒色の結晶化した岩脈が通っていたらしい。ジャイアンツ・コーズウェイ(Giant's Causeway, Co. Antrim, NI)の柱状節理が形成されたのも6000万年前なので、同時期に起こった地殻活動の結果でしょう。
次回近くを通るときにちゃんと見てこようと思います。
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