イニシュマーンの夏休み① 夕日を眺めながらディナーイニシュマーンの夏休み② 岩のビーチで海水浴&岩盤浴!…の続き
イニシュマーン(Inis Meain, Aran Islands, Co. Galway)へ行くのは本当に久しぶりで、こちらの時間では7年ぶりだったと思うのですが、島時間では違ったよう。
定宿にさせていただいているアン・ドゥーン(
An Dún Bed & Breakfast and Restaurant)のテレサとポーリックは、「あら、ナオコ!」とつい先日会ったばかりかのようだし、今も変わらずパブが一軒、教会が一軒、郵便局兼お店が一軒。同じ株から赤と黄色の花が咲く珍しいバラの樹も前と同じところにちゃんとありました。

イニシュマーンのおすすめB&B、アン・ドゥーン。過去ブログ参照→
西の果ての島・イニシュマーンのおすすめB&Bアン・ドゥーンがグルメ宿であることも変わらず。日本の民宿のように宿泊料金にはディナーも含まれていて、テレサとポーリックの心尽くしの島グルメが味わえます。
ディナーは2種類から選べる3コース。食材の限られた離島で、これだけの料理をふるまえるのは見事としか言いようがありません。

到着日のディナー。前菜はサバのパテ、添えられたミニ・スコーンはフェンネル風味の大人の味

メインはチキン・キャッセロール(
こちら)、デザートはリンゴとベリーのクランブルを

2日目のディナー。前菜はケルプ(昆布)のガスパッチョ。あまりにおいしいのでテレサにレシピを聞いたら、うーん、レシピはないの、ケルプ、ガーリック、ペストなんかを適当に入れて、氷を浮かべただけよーって言われた(笑)

メインディッシュはサバのソテー、ちょっとパン粉がまぶしてあってまわりがカリカリ、中はジューシー。家庭菜園で採れた新じゃがのおいしさにも感激

ここへ来るといつも楽しみにしているデザートがこのカラギンモス(海藻)のプディング!(ちょっと古い記事ですが、カラギンについては過去ブログ参照→
アイルランドの珍味カラギン・プディング)
お天気が良かったことと、新型コロナ禍のフィジカル・ディスタンス対策で、私たちは毎日朝も夜も外のテラスで食事をいただきました。新鮮な空気や夕暮れ空、海風が食欲をそそり、よりおいしく感じさせてくれました。

朝食は4種類から選べるので、同行した友人と2日間で全種類食べてみたことに。こちらはポリッジ(オーツのオートミール)とゆで卵、アイルランド人が日常的に食べている朝食。お願いしてソーセージを一本つけてもらいました♪

いわゆるアイリッシュ・ブレックファースト。少な目にしてもらってちょうどいい量

ブラック&ホワイト・プディングにシナモン風味のリンゴが挟み込まれた創作ブレックファーストも!

ほうれん草、マッシュルーム、トマトにポーチドエッグをのせたベジタリアン・ブレックファースト

手作りスコーンやブラウンブレッドに、自家製ブドウ・ジュース、島でとれたハチミツも!ひとつひとつ、どれも大地の味がします
島にはいたるところにナスターシャの花がはびこっていて、料理にも頻繁に添えられていました。見た目にも美しく、ちょっぴりほろ苦くておいしい。

ストーンウォールに種が飛んではえてきたのでしょうか。ビーチの丸石をペインティングして飾っているのがステキ

テレサがお土産に種をくれました。左がナスターシャ、右はマリーゴールド。乾燥させて来年の春に蒔きましょう

島のあちらこちらに小さな家庭菜園が。岩盤を少しずつ開墾して作った狭い土壌で、ジャガイモやキャベツが勢いよく育つ様子を見ると、こちらまで元気になります。アン・ドゥーンではグリーンハウスでより豊富な種類の野菜や果物を育てています
アイルランドの西の果ての離島で、大地と海の恵みを堪能。
アン・ドゥーンは全5室の小さな宿で、夏は大人気なので早めの予約を。→
An Dún Bed & Breakfast and Restaurant※イニシュマーン関連の過去ブログ→
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