昨日、移民管理局へダブリン市街地を歩き抜けて行きました。自宅から片道3.5キロほど。3月以来、車では数回通り抜けたものの、仕事で行く機会もないし、買い物も人に会うのもすべて近所またはフリンジ(市街地周辺)で済ませていたので、4カ月半ぶりの「街」歩き。
道すがら、街の様子を写真に撮ってみました。

近所のギネスストアハウス(Guinness Storehouse, Dublin 8)。通常この時期は入場口には長い列ができ、観光バスがずらり並んでいるのですが、ご覧のように今はがら~ん。アイルランド人の家族連れが駐車場から入場口へ向かって楽し気に歩いて行ったのみ。海外ホリデーに行けないからギネスにでも行ってみようか…ってことになってやって来たのでしょうか

ストアハウス向かいの焙煎所。大麦を炒る香ばしい香りは、変わらずただよっていました

ギネスを通り抜けて、トーマス・ストリート(Thomas Street)へ。聖カトリン教会(St Catherine's Church)の脇にまるで映画のワンシーンのような路地発見。その場では気が付きませんでしたが、撮った写真をあとで見たら、壁に大きく「IRA」の文字が…(笑)。この周辺のリバティー(Liberty)と呼ばれるエリアは、半分くらいの店はシャッターを下ろしたままでした

クック・ストリート(Cook Street)にある中世のダブリン城壁。一部しか残っていませんが、あらためて見ると立派

そして、この通りにはいつもは観光バスが数台停められていますが、昨日は一台のみ。海外からの団体旅行のはずはないので、子どもたちのアクティビティーの送迎か何かでしょうか

クライストチャーチ大聖堂(Christchurch Cathedral)。雨上がりの真っ赤なバラがきれい。こうして歩いているとなんてたくさんの教会があるんだろう…と今さらながら驚きます

信号が変わるまでの短い時間に横断歩道で路上パフォーマンス!お見事でした、パチパチパチパチ👏👏👏(背後のギネス・トラックに注目)

リフィー川沿いにあるバイキング船のモニュメント。こういうものも、普段はよく見ずに通り過ぎてしまうけれど、昨日はまじまじ見ました

ダブリンの人気ライブハウスのひとつ、ワークマンズ・クラブ(Workman's Club, Dublin 2)。閉鎖中に改装…だったらいいのですが。パブ同様、ライブハウスの再開も8月10日予定なので、それ以降のギグはスケジュールされているよう。このまま閉店…ってことにならないといいのですが

テンプルバー(Temple Bar, Dublin 2)はそれなりの人出…と思ったけれど、ほかのエリアに比べて多いだけだったかも。平時の7月だったら、通りすがりの人と肩が触れ合うくらいのにぎわいですから…

ダブリンのシンボル、ヘイ・ペニー・ブリッジ(Ha'penny Bridge)!

トリニティーカレッジ正門前のカレッジ・グリーン(College Green, Dublin 2)にて。車も少なく、ダブリンバス(市バス)が目立ちます。なんだかマイカー所有率が低かった90年代のダブリンみたい。当時はこんなふうにダブリンバスばかりが目立ったものです

オコンネル橋(O'Connell Bridge)もがら~ん。普段は橋が落ちるんじゃないかと思うくらいの交通量なのに
我が家の近所の商店街を見る限り、7割くらい人も車も戻ったような印象でしたが、人々は生活圏では動き出しているけれど、観光客の比重の高いシティセンターはまだ3割くらいな印象でした。
でも、なんだかこの感じは、経済成長の兆しが見え始めた、私がダブリンに初めてやって来た90年代のごく終わりの頃を思い出させます。昔のダブリンはこんな感じでした、不況とバブルの兆しが入り混じったこの雰囲気。
飲食店もパブ以外はあまりなくて、人出もこの程度だったような気がします。
グラフトン通り(Grafton Street, Dublin 2)の方へは行きませんでしたが、ニュースで見る限り、あちらはもうちょっと人が出ているようです。来週あたり行ってみようかな。
移民局からの帰りはルアス(路面電車)に乗ろうかとも思いましたが、結局往復歩いてしまいました。おいしいコーヒーが飲みたい…とカフェに入ろうとしたけれど、物色している間に家に着いてしまった(笑)。
首都なのにこじんまりした街です、ダブリンは。
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