次の土曜日のアイルランド・カルチャー講座に向けて、ここ数日、自分の情報や知識のファクトチェックのために『風と共に去りぬ』と関連書に目を通しています。
映画を2度観し、小説は長く親しんだ大久保康雄氏の訳を離れ、鴻巣友季子さんの新訳で読んでみました。作者マーガレット・ミッチェルの伝記『タラの道』の気になる部分を読み返し、英文の参考文献を2冊チェック。そして今日は続編の『スカーレット』を読み返しましょう…と思ったら、4巻ある文庫の後半2冊がどうしても見つからない!そこがアイルランドが舞台となる、いちばん重要なところなのに。
幸い原書が電子化されていたので、キンドルでダウンロードして英文で読むことが出来ました。ああ、良かった。

この3冊以外はすべてキンドルで。便利な時代になりましたね、ありがたい…
講座でお話しするのはオハラ家のアイルランドのルーツやタラの丘に関することで、『風と共に去りぬ』の作品論を展開するわけではないのでこんなにあれこれ参照しなくてもよいのですが、ついつい…。
映画を初めて観たのは小学生のとき、小説を読んだのは比較的遅くて大学生くらいだったでしょうか。何十年にもわたり繰り返し観たり読んだりしていても、やはり新たな発見がいろいろあるものですね。第1回の講座で皆さんを震撼させてしまったアイルランドの妖精バンシーも小説に出てきていました!
毎回の講座内容はだいたいがふだんガイディングの際に繰り返しお話ししていることなのですが、あまりに何回も話しているともはや出所がわからなくなり、自分が勝手に作り話をしているかのような気になることがあります(笑)。
今回こうしてプレゼン形式でお話するにあたり、情報や知識を再確認したり、別の切り口から検証したりする良い機会をいただいたと思っています。自然に口をついて出てくる数字やエピソードが本や資料に正しくあるのを見て、ああよかった、私の作り話じゃなかった…とほっとしたりして(笑)。
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