制限解除のフェーズ2も順調に進んでおり、実効再生産数は引き続き0.7くらいを維持しているそう。
欧州の周辺諸国を見回すと、解除に伴い数が増えているところもありますが、アイルランドは慎重すぎるくらいのロードマップのおかげでしょうか、現状では解除後も着実に感染が抑え続けられているようです。
次のフェーズ3は6月29日から。約10日後には国内の移動制限が全解除され、ホテルやB&Bなど宿泊施設に加え、飲食店も再開します。
これは大きなステップですから、より慎重にしなくてはなりません。再開に当たってのガイドラインとして、飲食店は全予約制とし、現状の2メートルのソーシャルディスタンスのルールを1メートルにする代わりに、滞在時間を90分にする案が本日出されました。
軽いランチやコーヒー&ケーキみたいなものなら90分でもOKですが、食事となるとちょっとせわしいですよね。高級レストランで3コース…なんて場合は、食事を事前オーダーして着席したらすぐ前菜を出してもらうなど工夫したとしても、90分は厳しい気がします。
パブの再開は最終フェーズ(7月20日)からですが、ひとり9ユーロ以上の食事を出す場合はレストランとみなして、次のフェーズからオープンしてもいいことになるよう。
ただ、一食9ユーロというのはダブリン価格で、田舎のパブでの軽いランチはそれ以下ところも多い。私たちが
サーフィンのあとによく行くカウンティー・スライゴのストランド・バー(Strand Bar, Strandhill, Co. Sligo)の顔馴染みオーナーが夕方のニュースに出て、ストランド・バーではスープとサンドイッチは6.50ユーロだと言っていました。
それでも従業員の健康を守ることが先決なので、ルールが出来ればそれに従い、工夫して乗り切りたい、とポジティブに話していたのが印象的でした。アイルランド人がよく言う「we'll all get through it」(なんとか乗り切れるよ、やれば出来るさ、といったニュアンス)というフレーズで話を締めくくって。
そう、工夫してポジティブに。慎重に、でも、今どうにもならないことは考えすぎずに。
出来ることをやっていくしかない、今は。

今日は運河(Grand Canal)沿いをジョギング中、アオサギ(Grey Heron)に逢いました。この近くに住む友達に言ったら、この子はいつもいるそう。市街地にこんなに近いところに棲み家を定めてくれたんですね

ジョギング途中にひと休み。コーヒーのお供に買ったシナモンロールが、まるでケルトの渦巻きみたいだ!グローヴ・ロード・カフェ(
Grove Road Cafe, Dublin 6)にて
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