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グレンジゴーマンのマロニエの並木道

ここ数日、読書と調べものに明け暮れていましたが、今日は久しぶりに戸外へ。
川向こうのグレンジゴーマン(Grangegoman, Dublin 7)へ散歩に出かけました。

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昔からの住宅地に取り囲まれた、隠れ家的な緑地です

19世紀の精神病院跡地。10年位前までは廃墟と化した古い建物の点在するうっそうとした空き地でしたが、近年整備されて、建物も修復&復元され、DIT(Dublin Institute of Technology=ダブリン技術学院)という大学のキャンパスになりました。
敷地内の緑地やプレイグラウンドは一般に開放されているので、パンデミック中の人々の憩いの場となっています。

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昔の病院の建物はまるでお城かのような立派さ。今はいずれも大学の事務所や校舎かと思います

病院になる前は、中世から続く教会の敷地だったよう。歴史ある場所だけあって、何百年も前に植えられたと思われる巨木がいっぱい。
このマロニエ(とち)の並木道がとても素敵で、数往復してしまいました。

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日増しに濃くなっていく新緑が目にまぶしい!

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キャンドル・フラワー(ろうそく花)とも呼ばれるマロニエの白い花も咲き始めました

何かの本で読んだのか、テレビで見たのか、子どもの頃はマロニエの並木道はパリにあるもの…と思っていました。パリで初めて見た時には「これがマロニエね!」と感激したものです。
アイルランド暮らしが長くなった今は、マロニエで連想されるのはもはやパリではなく、風薫る5月のアイルランド…です♪

※敷地内に入るゲートはいくつかありますが、ノース・サーキュラー・ロード(North Circular Road)から入るのがわかりやすいです。LuasのGrengegorman駅から行く場合は、グレンジゴーマン・ロウアー(Grengegorman Lower)の入り口が近いですが、今日は閉まっていましたので、いつも開いているとは限らないよう。

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コメント

No title

--- あの栗(chestnut trees)の木の大きなつぼみや、往来のはずれにかすんだ青空をみると、試験なんかなんだと言いたくなってくるのよ。
       『赤毛のアン』 第35章 クィーン学院の冬 村岡訳

"It doesn't seem possible that the term is nearly over," said Anne. "Why, last fall it seemed so long to look forward to--a whole winter of studies and classes. And here we are, with the exams looming up next week. Girls, sometimes I feel as if those exams meant everything, but when I look at the big buds swelling on those chestnut trees and the misty blue air at the end of the streets they don't seem half so important."

きあわせていたジェーンやルビーやジョシーには、この意見には賛成できなかった。彼女たちにとっては試験こそいつも頭をはなれない重大問題で、栗のつぼみ(chestnut buds)や春がすみなどと比べるだんではなかった。
      『赤毛のアン』  第35章 クィーン学院の冬 村岡訳

>キャンドル・フラワー(ろうそく花)とも呼ばれるマロニエの白い花も咲き始めました。

こんにちは。繭ごもりしている栃木からたびたびお邪魔します。

アンが最終試験の前に見たのがこのマロニエのつぼみなのです、ご存じでした?
原文にはchestnut(食用の栗の意)とありますが、島では見られません。モンゴメリはHorse Chestnut(セイヨウトチノキ 学名Aesculus hippocastanum)をchestnut treesと書いたのですね。(HPのくりを見てください。)
いま那須の地は、このマロニエと日本トチノキの花が満開です。栃の木➡栃木県の県の木。
大木に育った樹上にろうそくを立てたようなトチノキの花が咲く時期には、赤いポピーが野に乱れ咲きます。

ニホントチノキ(ムクロジ科(クロンキスト体系ではトチノキ科)トチノキ属の落葉樹。面倒な手順を踏めば食用になります。栃餅がその代表。美味しい。

西洋トチノキ(マロニエ)ムクロジ科(クロンキスト体系ではトチノキ科)トチノキ属の落葉樹。食用になりませんが、血流を改善する効能があって、サプリメントして売られています。

日本と西洋のそれは、外観はそっくりですが、初秋に実る果実が日本のはツルツルで、西洋トチノキはトゲトゲがあるのです。
この2種類の栃の実ですが、殻を破るとあっと驚く配列で実が並んでいるのです。秋を楽しみになさってください。

参考:日本の栗はブナ科クリ属。もちろん食用。

Yamaさん

またもや心躍るお話をありがとうございます!
なんと、何十年にもわたって、こんなに何度も読んでいる『アン』なのに、またまた発見です。なんとなく読み流していて、これがマロニエのこととは認識していませんでした!
「マロニエの蕾」の蕾が大きくなって、もうすぐ咲きそう…っていう季節感はよくわかります。春から初夏へと移る予感、カナダも9月入学だから、試験はそんな頃なんですよね。

YamaさんのHPの「くり」のページも拝見しました。
こちらでもそうですが、「Horse Chestnut」を通称で単に「Chestnut」と呼ぶ人は多いです。「Horse Chestnut」しかないので、呼び分ける必要がないから。
そうなんです、実にはトゲトゲがあるんですよね、栗のイガイガとはまた違う。こちらに写真を載せています
http://naokoguide.com/blog-entry-2797.html

ずい分前のことですが、確かルーマニアだったと思いますが、トチの実のジャムが混ぜ込んであるアイスクリームを食べたことがあります。ジャムといってもクリームのように滑らかで、とってもおいしかった。ちょうど季節だったのか、何か所かで食べました。
渋抜きをしてジャムを作る、って聞いたことを覚えています。
あとにも先にも、西洋のトチの実を食した経験はあの時だけ。今もルーマニアでは食べているかしら?

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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