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ロックダウンの出口対策は…

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ジョギング途中、空を見上げたら人面雲が…!中央の白い雲に片目のネコがにやり…、見えませんか?

休業要請及び半径2キロ以内の外出制限(ロックダウン)が始まって5週目となります。
周辺諸国の制限緩和のニュースも次第に聞かれるようになり、ここアイルランドでも、当初の期限として出された5月5日以降、どの制限がどこまで緩められるのかに国民の注目が集まっています。

先々週ついに1人を下回ったウィルスの再生産数(1人当たりが生み出す二次感染者数)はさらに下がり、0.8~0.5人に。
とは言っても、日々一定数の感染者、死亡者が発表される状況は変わらず、カーヴは横ばいのまま。ヴァラッカー首相は本日、「制限を緩められるには至っていない」と発言しました。
昨日のニュースで「どの制限をいちばん緩めて欲しいですか?」という国民へのアンケート結果が発表され、第一位は「半径2キロ以内の行動制限」でしたが、それが解除されるのはどうやらまだ難しそうです…。

閉めるより、開ける方が難しい。ウィルスの第2波への対策が出来てからでないと、これまでの政府、国民の尽力、努力が水の泡となってしまいます。
今後の国民生活の新たなロードマップの正式発表は今週末と言われていますが、政府は着々と出口対策を進めています。
6日前のブログに、「個人的には制限解除後の「ウィルスと共存する暮らし」へ不安の方が大きい…」と書きましたが、その翌日以降、まるで私の不安を察したかのように(!)、政府の発言やサイモン(ハリス)保険大臣の日々のSNSでのメッセージに具体的な出口対策が次々盛り込まれてきたのです。
ニュース等で見聞きした内容を挙げてみますと…

・PCR検査の件数を「より」増やす。5月18日の週から、週10万人の検査が可能となる見込み。(アイルランドの人口当たりの検査数は世界指標では少ない方ではないものの、政府はまだ不十分という見解。現状ではキャパの都合で高齢者、疾患のある人、医療関係者などが優先なので、熱があっても医師の判断ですぐには検査に至らない場合も)

・PPE(医療用マスク、ゴーグル、防備服などの医療装備)購入の政府予算を2000万ユーロ追加。(まだ足りない!過去ブログ参照→U2のボノ、新型コロナ危機で見せたアイルランドの「ソフト・パワー」

・感染者が近くにいることを知らせるスマホのアプリの利用。詳細は今後、開示。開発初期段階ではあるが、ソーシャル・ディスタンスを保つのが難しい職場(病院など)ではすでに使用されている。

・メンタルヘルス支援に予算計上。(オンライン支援に1100万ユーロ投入。高齢者施設の入居者への慰問やケア強化。など)

思うに、多くの国民が願っている半径2キロ以内の行動制限が緩和されるのは、早くてもPCR検査が十分に出来る環境が整ってから、つまりは5月18日以降になるのでは…という気がしています。検査の拡大により、無症状の感染者も発見できる可能性を高めてからでないと、第2波に飲み込まれてしまうから。
このまま市中に出ていくのは何とも心配…と感じていたので、政府の対策の方向性がわかって安心しました。

ヴァラッカー首相は早いうちから、新型コロナ対策は韓国がお手本だという考えを示していました。「検査・隔離・追跡」の3本柱。出口対策でそれをさらに実行していくようです。
サイモン保険大臣は、SNSでの国民とのコミュニケーションの中で、「解除については国民の安全と健康を第一に考えて行います。批判に妥協したり、政治家の都合では行うことはしません!」ときっぱり。
おそらく解除が後回しになるであろうレストラン業者への一層の経済支援も視野にあるようです。私たち観光業者はさらにその後になるでしょうが、まずは命あっての仕事。もうちょっと巣ごもりが続いてもきっと明るく乗り切れるでしょう、アイルランドは。
そう信じて日々過ごしています。

ちなみに一般市民のマスク着用の是非について、このところラジオや報道番組でさかんに議論されています。
こちらでは日本のようなマスク文化はなく、病気の人がするものという認識。ところが新型コロナ感染が深刻化するにつれ、市中でマスクをしている人、スカーフで口を覆っている人を見かけるようになりました。
唾が飛ばなくても、大きく息を吐くだけで他者を感染させてしまう…という専門家の見解もあり、ヨーロッパではロックダウン解除と共に市中でのマスク着用を義務付ける国も出てきています。

アイルランドはマスク着用については慎重。政府は検討中…とのことですが、おそらく義務化はされないのでは、と言われています。
マスクは着脱を正しくしないとかえって逆効果になる、という専門家の意見も強く、つけたり外したりはダメで、一度つけたら絶対に触らないこと。どうしても触らないとならないのであれば、その都度手を洗うこと。マスクしているから大丈夫、という過信も危ない、など。
東京など人口が密集している都市と違ってアイルランドはソーシャル・ディスタンスが保てる環境にあるので、マスク着用の優先順位は低いのかもしれませんね。(日本で友人たちがしている可愛い柄のマスクなら、ちょっとしてみたいけど!)

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近所のスーパーのレジに「マスクあります、一枚2ユーロ」の張り紙があったので、自分が急に具合が悪くなった時のために2枚だけ買っておきました。個別の袋には入っておらず、ペラーンと渡された…(笑)

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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