東京のひとり暮らしのお友達が、「ひとり焼肉しました~」と写真を送ってきてくれました。
お肉や野菜がジュージュー焼けておいしそう。ホットプレートと、薄切り肉と、エバラ焼肉のたれがあったら私もマネしたい!(つまりここには全部ない・笑)
巣ごもり生活になってから、私も「ひとりお茶会」をよくしてます。
かつてないほどの頻度でお菓子を焼いて、おいしい紅茶をいれて。
ぬいぐるみもすわらせて人数分のお皿とか並べちゃったら末期だねーと友達と笑ったけれど、こんなにずっとひとりだと、そのうちそういうことをし始めるかもしれません(笑)。
架空の人物と食事してた人と言えば、19世紀のバイエルン国王ルードヴィヒ2世が思い浮かびます。有名なドイツのノイシュヴァンシュタイン城を建てた王様と言えば、ご存知の方も多いでしょう。
王様稼業より神話やオペラが好きで、夢のお城をあちこちに建てて、現実逃避に生きた人。「メルヘン王」なんて呼ばれますね。

イケメンだったルードヴィヒ2世。のちに過食で太ってしまいますが(写真は
Wikipediaより)
フランスのルイ王朝に憧れて、ルイ14世、ルイ15世、ポンパドゥール夫人、マリー・アントワネット…といった人たち(もちろん、その時点ですべて故人!)をディナーに「招待」して、人数分の食事を用意させ、彼らの胸像や肖像画に話しかけながら「ベルサイユ宮殿ごっこ」をしていました。
食事中に給仕が来て「ごっこ」が邪魔されないよう、ダイニングのテーブルは台所からせり上がってくる仕掛けに。リンダ―ホーフ城でホンモノを見た時には、「これか!」と大感激したことを覚えています
そんな話をしていたら友達が、「(新型コロナ禍は)アンネ・フランクより、ルードヴィヒ気分で過ごす方がいいね」と。確かに、その方が精神衛生上よさそう。
昼夜逆転していて、人のいない時間帯に活動していたルードヴィヒ2世は、人気のない冬の森へ夜な夜なそりでお出かけしていました。ひとり遊びだけでなく、ソーシャル・ディスタンスもばっちり。
新型コロナ禍は「ルードヴィヒ2世ごっこ」で乗り切ろうー、と友達と盛り上がりました。(笑)

わが家のみなさん。この人たちと食卓につく日が…(笑)
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