このところの晴天続きのせいか、まだ4月なのに軒先のバラがもう咲き始めました。

バラの香りの石けんみたいな王道の香りを放つメアリーローズ(Mary Rose)。これは5年前に挿し木から育てた子株で、親株に負けないくらい大きく美しい花を咲かせてくれるまでに育ちました
昨年も4月半ばにひとつだけ咲いたのですが、それは私の誕生日に合わせて(!)狂い咲きしてくれたまで。正式な開花は5月半ばでした。
開花時期は気候や選定時期により2週間くらいのずれはあるものの、4月に咲き始めたのは初めてです。

メアリーローズ親株も大きな蕾が今にも開きそう。1~2日中には咲くでしょう
イングリッシュ・ローズを育てて今年で8年目になります。
昨年は肥料を与えるタイミングがいけなかったのか、もしくは散布する殺虫剤の分量を間違えたのか、おかしな花を咲かせてしまいました。葉も弱々しく、株がすっかり弱ってしまったような印象だったので、この1年、肥料も最低限にし、土も全部は変えず、選定も強くしすぎないようにして様子を見てきました。バラ本来の生命力や回復力に期待して。
それが良かったかどうかまだわかりませんが、今のところ以前のようなきれいな葉を茂らせ、たくさんの蕾をつけてくれています。
そして、毎年バラの時期はツアーに出てしまうことが多く、せっかく育てた花たちが咲き誇る姿を見逃してしまうのが残念でしたが、今年に限ってはその心配はなさそう。
バラは色も形も香りもさまざまですが、名前の由来のウンチクも興味深いですよね。
「メアリーローズ」は16世紀の英国王ヘンリー8世自慢の軍艦の名です。1545年にソレントの海戦でプリマス沖に沈んでその生涯を終えましたが、なんと、1982年に400年以上の歳月を超えて船体の一部が引き揚げられました。
翌年1983年に発表されたこのバラは、それにちなんんで命名されたものです。
引き揚げられたメアリーローズ号は海水を抜き、ワックスを吹きかけ、乾燥させて…という地道な作業を25年かけて行い、2016年より造船地であるイギリス、ポーツマスの博物館(
The Mary Rose)に展示されているそう。
いつか見に行きたいものです。
※メアリーローズに関する過去ブログ一覧→
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