
夜8時過ぎ、空も川面も見事なオレンジ色に染まりました
アイルランドの新型コロナウィルスの再生産数(1人当たりが生み出す二次感染者数)が、ついに1人を下回りました。
数値を割り出す方法は4パターンあるそうですが、いずれの方法でも1人~0.7人とのこと。
感染者数、死者数はまだ増加していますので収束が近いとはとても言い難いですが、トンネルの向こうのかすかな光が初めて見えた気がしました。半径2キロ以内の外出制限がしかれて2週間半経ち、効果が現れ始めたようで嬉しい。
そんなかすかな希望あるニュースを胸に、今日は夕暮れ時にジョギングに出かけました。
ここ数日のアイルランドは素晴らしいお天気で、春を通り越して初夏の陽気。きれいな夕日が見たいと思い、6時のニュースを見たあとで、いつもより長めのジョギング。
お決まりコースのウォー・メモリアル・ガーデン(戦没者慰霊庭園、
The Irish National War Memorial Gardens, Dublin 8)を走り抜け、リフィー川沿いのウォーキング&サイクリング道へ。
あまりに美しい夕暮れで走り抜けてしまうのがもったいなくて、友人エリザベスに電話をかけておしゃべりしながら、川沿いは走らず景色を楽しみながらゆっくり歩きました。

川面に影を落とす白鳥

薄暮に輝く対岸のしだれ柳の新緑がきれい

まるで印象派の絵画のよう

徐々にオレンジ色に染まり、線香花火がぽたり落ちるように沈んでいきました
ロックダウンのおかげで、アイルランドの空気は今、戦後75年でもっとも澄んでいるそうです。
制限が解除される前にこの空気をいっぱい吸って、きれいな空をたくさん眺めておこうと思います。
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コメント
Yama
直子さん、(と呼ばせてください。なにしろあなたが高校生のころから知っているので)おめでとう!
コロナのせいもあって空気が澄んでいるのですね。波長の短い緑閃光まで見ることが出来たのはとっても珍しいことですから。
この緑の光を見た人は、幸せになると言われています。画像を拡散しましょう。
コブハクチョウがゆるゆる寄ってきて、挨拶してくれませんか。オオハクチョウやコハクチョウに比べてとっても人懐こいのがこのコブハクチョウ。
篭脱けのコブハクチョウ5羽に取り囲まれて、バッグやポケットのなかに、あの長い首を突っ込まれたことがありました。おまけに手を舐められて分かったことは---口のなかはざらざら。猫の舌よりもざらざら。餌を狙っていたのですね。(@霞ヶ浦)
2020/04/17 URL 編集
naokoguide
グリーンフラッシュは気がつかなかったのですが、何度撮っても光の筋が方々へのびてしまって。まるで灯台のライトみたいだなあ、って思っていました。光線がのびる方向が写真を撮るたびに変わるので。
これは珍しいことだったんですね!
コブハクチョウと言うのですね。おっしゃる通り、ゆるゆると近づいて来てくれました!
アイルランドは冬の寒さが厳しくないので、ハクチョウは越冬せずずっと同じ場所にいてくれます。なんと、口の中はザラザラなんですね!(笑)
2020/04/17 URL 編集