新型コロナ騒動が起こってからというもの、
レオ(ヴァラッカー首相)、サイモン(ハリス保険大臣)、トニー(ホーロハン高等医務官)の3人をメディアで見ない日はありません。若手のレオ(41歳)とサイモン(33歳)はテレビやラジオはもちろん、SNSで自分の言葉でメッセージを発することも多く、国民とよくコミュニケーションを取っていると思う。
子どもからの質問にもちゃんと答えたりして。(トゥース・フェアリーは休業ですか?とか・笑)
中でもウィルス退治の立役者である若くハンサムなサイモンの、スピード感ある、はつらつとした仕事ぶりを見ていると、未来が感じられます。(年配で落ち着きのある、渋いトニーも好感度高し♪→
トニーの写真はここ(RTE News))
このルックスで、「僕は決してギブアップしません!誰も置き去りにしません!一緒に闘いましょう!」…なんて言われたら、心を動かされないわけがありません!

サイモン・ハリス保険大臣。まるで海外ドラマの主人公みたいじゃないですか?(写真は
The Irish Timesより転載)
このサイモンが、毎晩SNS(TwitterとInstagram)で7~8分程度の動画メッセージを発信しているのですが、画面ギリギリにどアップで顔を寄せて、その日の新型コロナ情報のまとめやら、国民への感謝と激励を熱く語るのを見ていると、はい、私も一緒に闘います!どこまでもついていきます!って気に自然になる…。
毎晩寝る前に「今日のサイモン」を見て、癒されてから眠りにつくのがこのところの日課となっています♪
今日のサイモンのベッドサイド・メッセージは…
・ソーシャル・ディスタンスや外出制限のおかげでウィルスの再生産数(1人当たりが生み出す二次感染者数)が減速。数日前に4.3人から2.5人に下がったと伝えたが、さらに下がり、1人を少し上回る程度に。1人以下になればウィルス封じ込め…という大事な局面にあるので、引き続き外出制限を続け、モニターしていく必要あり。
・今日、北アイルランドの大臣と話し、感染状況など情報を共有し、足並みをそろえて対策を講じていこうと合意。
・「flatten the curve(カーブを平たくする=感染ピークのグラフを平たくする)」と「flatten the quiff(男性の固めた前髪を平たくする」をかけたジョーク。今アイルランド中の床屋が閉まっているから、(カーブを平たくするまで)待たなきゃね、と。
・全国各地の子どもたちから寄せられたお手紙紹介(大臣というより子ども向けTV番組の「おにいさん」みたい・笑)
サイモンが「プリーズ、プリーズ、プリーズ!」を連呼して、家にいてね、と言うのは絶大な効果があると思う(笑)。
そして、見ていて癒されるイケメンだってこともあるけれど、こうして熱意をもって自分の言葉で国民に語りかければ、大人はもちろん、子どもだって自分のすべきことをちゃんと理解しますよね。
日々刻々と変化していくウィルスの感染状況や、次の対策として何を行おうとしているのかを、アイルランド政府は国民に非常によく伝えてくれていると思います。
首相、保険大臣、高等医務官から発せられる情報やメッセージは一貫していて、今私たちはどの立ち位置にいて、何をすればよいのか明白。国民みなが足並みをそろえてウィルスに対峙しなくてはならない今、適切なリーダーシップと正直な情報開示が何よりの安心材料になっています。
※アイルランドにおける新型コロナウィルス感染状況は、最新情報がこちらで確認できます
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COVID-19 National Summary
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