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初めてのオンライン読書会『アンの幸福』

先日ピラティスのオンライン教室にデビューして以来、ツーリズム関係の無料ウェブ・セミナーに参加するなど外出制限下での自宅イベントが充実してきました。

今日は日本にいる『赤毛のアン』のお友達が企画してくれた、オンライン読書会。
お題はアン・シリーズ第5作の『アンの幸福(Anne of Windy Willows)』で、ここ数日この日に備えて久しぶりに読み返し、タイトルの「幸福」にも勝るほどの幸せなひとときを味わっていたのですが、「同類」(Kindred Spirits=『アン』に繰り返し出てくる表現)の友と分かち合うのはその何倍もの楽しさ。
東京、静岡、名古屋、ダブリン…で空間移動なしでこんなことが出来るなんて、パンデミックの後押しがなければ思いもよらなかったことでしょう。

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参加者は私を入れて6名。お茶と手作りケーキを用意して、画面に映るみんなにコンニチワ~!

私はこの読書会を、久しぶりの「お出かけ」ということにしました。正確には「お出かけごっこ」ですが。
外出制限が始まってからというもの、出かけるのは近所での買い物とジョギングのみで、部屋着かランニングウェアを着て過ごす日々。今日は出かける(ふり…の)前にシャワーを浴びて(ウィルス対策で今は帰宅してからシャワーなので)、髪をちゃんと乾かし、少しマシなものを着て、会に持参する(ふり…で)バナナケーキまで張り切って焼いてしまった!(笑)

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甘み少な目の黒糖バナナケーキ。自分で食べるくらいのものは焼けるのですが、ひと様にあげるものを作る腕はないので、「ふり」で良かったかも(笑)

読書会というのはいろいろなスタイルがあるようですが、私たちは自由に発言して、好きな場面や登場人物、心に残った場面、疑問に思った箇所などを時間の限りしゃべり合う…という、気心知れた「アン」仲間ならではの和やかさ。
原文と日本語訳を比較して、ああだ、ここだと言ってみたり、翻訳された当初の古めかしい訳に大笑いしたり。ダブル・アイリッシュ・チェーンというキルトのパターンが出てくるので、そこからアイルランドについての質問が出たりもしました。
まるでみんなすぐそばにいて話しているかのよう。すごいなあ、テクノロジーって。
そして今日、ウェブ上に集合した6人のうち私を含む5人は、先週までZoomを使ったこともなかった…というのが何よりスゴイ。「必要は発明の母」とはまさにこのこと!

『アンの幸福』はつい最近、『風柳荘のアン』(文春文庫)の邦題で松本侑子さんが新訳を出され、ファンの間で再ブームしている作品でもあります。私はまだそちらを手に入れておらず、手元にあるのは日本で最初にアン・シリーズを翻訳した村岡花子さん訳の新潮文庫。
1958年2月に書かれた村岡さんのあとがきの最後がこう締めくくられていました。

モンゴメリが初めて「アン」(Eが終わりにつく綴りのANNE)を世に贈ったとき、彼女は不滅の喜びに火を点じたのであり、このともしびは人工衛星、テレビジョン、航空機の時代にも、その独特の魅力をもって人々の心に迫っていくことでありましょう。

今、それ以上のテクノロジーで「ともしび」が燃やし続けられていることを知ったら、作者のモンゴメリも村岡さんもさぞかしびっくりすることでしょうね!

読むたび新しい発見があったり、子どもの頃から親しんできた懐かしい世界へ連れていってくれるアン・シリーズですが、久しぶりに読み返した『アンの幸福』の中にこんな一節を見つけました。(村岡訳参照)

... don't let's ever be afraid of things. It's such dreadful slavery. Let's be daring and adventurous and expectant. Let's dance to meet life and all it can bring to us...

…ものごとを心配するのはやまましょうね。おそろしい苦役ですもの。大胆に冒険的に期待にみちることにしましょう。人生と、人生があたしたちにもたらすものすべてに、踊りながら立ち向かいましょう…


今の私たちに、アンが語りかけてくれているかのような気がしました。

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コメント

No title

最後の一節は、東日本大震災の時以来ずっと、試練の時には必ず思い出す大好きな一節です。

それにしても、本当に美味しそうなバナナケーキ。
これだけはオンラインで味わえなくて残念だわ!

Pearlさんへ

Pearlさんの「Pearl」と同じで嬉しい♪

苦手だった『幸福』ですが、みんなと一緒に味わえたおかげで「おいしさ」がわかったわ。どうもありがとう。

バナナケーキはね、食べる人が自分だけ…だったから安心して作れた(笑)。
本当は本の中に出てくるお菓子を作る!…とか凝りたかったけれど、エンゼルケーキとか、卵を36個使うパウンドケーキとか(あ、村岡訳は「鶏卵」ね・笑)大変そうだったから、やっぱり「いつもの」になっちゃった・笑。

No title

最後の一節をありがとう!
私見逃していたけど、これから心にメモしておきます。
いつかこの言葉、取り出すときが来るかもしれません。
それにしても初体験楽しかったです。海を隔てたあなたに会えるなんて!

アンナムさんへ

ほんとに!日本とアイルランドは9000キロ、それを軽々越えてしまい感激でした。
こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。
読書会は2時間だったけれど、それを楽しみに待つ時間、終わったあとに咀嚼する時間…と、豊かな気持ちで過ごさせていただきました。次のお題も決まって嬉しい♪

オンライン飲み会

直子さんのこのブログを見て、80代の両親と「オンライン飲み会」をすることにしました。
小洒落た(笑)お料理を作って、お酒も色々揃えて、最近はマスク以外のメイクですがフルメイクをして、母からもらった服にちゃんと着替えて、待ち合わせの時間にLINEビデオで飲み会を始めました。

いやー、楽しかったです。v(^_^)v
40分ほどですが、それぞれの料理の説明とか、飲んでるお酒を見せ合ったり、母が行ってるデイケアでの自慢話を聞いたり、父の愚痴を聞いたり。

両親のためにしたと思ってた「オンライン飲み会」ですが、自分の励みにもなってました。
それをするきっかけにしていただいて、感謝です〜。
揃えたお酒の中に、アイルランドに敬意を払ってギネスビール、それから大好きだったコロナビールも入れました。
(^_^)

Re: オンライン飲み会

ようはっぱさん、こんにちは。80代のご両親がオンライン環境を使いこなしてらっしゃるのがスゴイ。
オンラインでのおしゃべり、女子会…みんな結構してるみたいですね。私たちも友人4人で毎週日曜日の午後にするのが恒例になってきました♪

日本はイースターはないですが、今週末なので…ハッピーイースター!
安全にお過ごしください。

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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