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ディア・レオ…ヴァラッカー首相へ、子どもたちから励ましの手紙

今、アイルランドのガバメント・ビルディング(首相執務室)には、全国の子どもたちからたくさんの励ましの手紙が届くそうです。そんな中の一部をレオ・ヴァラッカー首相が自身のSNSでシェアしてくれました。
とても素敵なのでご紹介させていただきますね。
(掲載写真はインスタグラムストーリーより。FBページでも見られます)

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「ディア・レオ・ヴァラッカー、私の名前はミア・ヒッキー。クロンメルに住む6歳です。好きなのは科学と数学。これを書いたのは、あなたのティーショックとしての仕事ぶりがスーパードゥーパーだってことを伝えたかったから。愛をこめて。ミア&ルビー・ヒッキー」

「ティーショック」とはアイルランド語で「首相」のこと。アイルランドでは英語の「プライムミニスター」ではなくこう言います。
「スーパードゥーパー」というのは「とても素晴らしい」、「超一流の」という意味のスラングで、アイルランド人がよく使う表現。6歳の子がこれを言うのが可愛い(笑)。

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「ディア・ティーショック・レオ、サイモン大臣、ドクター・トニー ありがとう。学校に行けなくてとってもさみしいけど、僕たちはみんな家にいなくちゃならないんだよね。あなたたちやうちのママみたいなドクター以外は。お気をつけて。最後にもう一度ありがとう。ロビン、10歳」

サイモンはサイモン・ハリス保険大臣、ドクター・トニーはドクター・トニー・ホーロラン主席医務官のこと。アイルランドでは首相も大臣も親しみをこめてファースト・ネームで呼ぶ人が多いのです。
新型コロナ騒動が始まって以来、この3人の顔をテレビで見ない日はほとんどありません。彼らの決意に満ちた姿や発するメッセージに安心と感謝の気持ちでいっぱいになるのは、子どもたちも同じなんですね。
ロビン君はフロントラインで奮闘しているお母さんのことを、今もこの先もずっと誇りに思うことでしょう。

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「あなたのスピーチは素晴らしかったわ。私たちみんなを気にかけて守ってくれてありがとう。ジュリア、7歳半より。カウンティー・リーシュ、シャナハーにて」

黄色いテントウムシが可愛い。まるで先生かのように首相のスピーチを「エクセレント」なんて言っちゃってますが、ジュリアちゃんもやはりあのスピーチに心を動かされたんですね。子どもだって、真摯に話せばちゃんとわかってくれる。
レオ・ヴァラッカー首相の緊急スピーチ(コロナウィルスの対策と今後について)

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「世界を変えてくれる人は誰?」という質問シートに「レオ・ヴァラッカー。コロナウィルスから僕たちみなを守ってくれているから」。あんまり似てないレオの似顔絵(笑)

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「ディア・レオ 君はよくやってるよ。僕の手助けがいる時は言ってね。ジャック・ライアン、9歳より」

完全に上から目線のジャック君(笑)。
でも、手助けがいる時は言ってね、なんて言葉がさっと出るのは、周囲の大人がいつもそういうフレーズを言い合っているからでしょうね。

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「ディア・レオ・ヴァラッカー 私の名前はサリー・シェリダン、カウンティー・リーシュの5年生です。家族も私もこのパンデミックでのアイルランドの人々のことをとても誇りに思っています。中でも、素晴らしい仕事をしてくれているあなたとあなたのチームには大きな感謝しかありません。これが終わったらステキなホリデーを過ごしていいと思います。私は手をよく洗って家にいます。お気をつけて。感謝を込めて、サリー・シェリダン」

さすが5年生ともなるとしっかりした手紙を書きますね。
リオ、終わったらホリデーあげるから頑張って!…って国民みなを代弁しているみたいで可愛い(笑)。

ちなみにジュリアちゃん、ジャック君、サリーちゃんが使用しているハガキは、郵便局から全国の所帯に配布されたものです。会えないけれどメッセージを伝えあいましょう、切手は貼らなくても郵便局が無料で届けますよ、と。(残念ながら、なぜかうちの近所には配布されなかったのですが…)

こんなふうに子どもたちが国難の舵を取っているリーダーたちを敬うのは、大人がそういう姿勢を見せているからでしょうね。今は大変な時だけど心をひとつにして頑張ろうね、って、親や先生が言っているのだと思います。
不便だし不安だけど、この経験は子どもたちの成長の大きな糧となり、心をひとつにしてみんなの命を救うために頑張ったことを生涯誇りに思うでしょう。
もしかしたら、学校へ行くよりずっと大切な学びをしているのかもしれません。大人も。

今日のアイルランドは感染者数、死亡者数ともに過去最高を記録しました。1日の感染件数424、死亡者数22。ナーシング・ホームでクラスターが頻発して大変なことになっています。
そんな中でも持病を持つ82歳の男性が、12日間の入院から見事回復して退院したという喜ばしいニュースも。
レオもサイモンも、そして2人より年配で毎日感染件数と死亡件数を発表する辛い役目を担っているドクター・トニーも、連日本当にお疲れかと思いますが、子どもたちからのファンレターにもちゃんと目を通してエネルギーをチャージしているのが素晴らしいです。

※アイルランドにおける新型コロナウィルス感染状況は、最新情報がこちらで確認できます
COVID-19 National Summary

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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