数日前からパウンドケーキ系の焼き菓子が食べたくて…。近所のカフェやベーカリーはどこも閉まってしまったので、今日はジョギングから戻ったら自分で焼こう!と思っていました。
ところが…。公園へ向かって通りを走っていたら、何やらいい匂いが。見るとシャッターを下ろした店が連なる中に一軒だけ開けているカフェがあり、人が並んでいるではありませんか。

リガーズ・ディー・エイト(
Riggers D.8, Inchcore, Dublin 8)。ソーシャル・ディスタンスを維持して一人づつ店の中へ
ウィンドウをのぞいてみると、おいしそうなスコーンやケーキが。バターたっぷり、甘い匂い。
カフェやレストランは閉店勧告が出されているものの、テイクアウトのみでの営業は許可されています。コストが合わなかったり、ソーシャル・ディスタンスの維持が徹底できなかったりで閉めているところが多い中、このカフェは頑張ってコーヒー、ケーキ類、サンドイッチなどテイクアウトできるものを作り続けて営業を続けていたのでした。
即座に本日の予定変更。ベイキングはやめて、地元の店をサポートしよう。(自分で作らなくていい口実が出来た!笑)

奥はスコーン、手前はレモンドリズルケーキ。真ん中のトレイにあったソーセージ・ロールは最後の一個を私がゲット

レモンドリズルケーキ拡大。あ~、こういうのが食べたかったのです
レモンドリズルケーキ2個、スコーン2個、ソーセージロール1個をテイクアウト。家で家族とシェアするのかな、って思われたことでしょうが、全部私の分です(笑)。
「コーヒーはいらないの?」と聞かれ、「家で食べるのでノー・サンキュー」と答えたものの、思い直し、フラットホワイトを注文。普通のコーヒーは家でも飲めるけど、フラットホワイトはカフェでしか飲めないですものね。
家に戻って自宅カフェ。ああ、久しぶりのフラットホワイトが五臓六腑にしみる…。焼きたての甘い香りがただようレモンドリズルケーキは、これでもかというほどにしっとりしていて、これまで食べた中でいちばんでした♪
残ったもうひとつのケーキは明日のおやつに。スコーンは冷凍庫で保存。
そしてソーセージロールは、のちほど早めの夕飯としていただきました。常備していたバリマルー・ハウスのトマト・レリッシュ(
Ballymaloe Original Relish)を添えて。

ソーセージロールも久しぶり~。あ~おいしい~
外出制限になってからというもの、スーパーマーケットのレジでのちょっとしたやり取りとか、今日のカフェでの注文時のほんの二言三言の対面での会話がとても新鮮に感じられます。あー、生身の人と接しているんだなあ、という3D(三次元)の体感に感激すら覚える(笑)。
昨日、オンラインで空間を越えて人とつながることのすごさについて書いたばかりですが、やはりそれは補佐的なものであり、生身の人間同士が交換し合うことで得られるエネルギーみたいなものとは、どれほどテクノロジーが進化しても同等にはなり得ませんね。
こういう暮らしになってみて、人間は食べ物や睡眠だけで生きているのではなく、目には見えないエネルギーを交換し合って生命活動を営んでいるんだなあ、とつくづく実感しています。
このカフェは近くで仕事を続ける人たち(病院、スーパーマーケットやコンビニ、デリバリー業など)のライフラインになっているようです。ひっきりなしに人が並んでいました。
シートインが解除されたら、近所に住む友達を誘ってぜひブランチしに行こうと思います。
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