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パンデミックが生んだ新生活、オンラインで空間を越える

3月末日。政府の最初の自粛要請(その後段階を経て厳しい外出制限となりましたが)から約20日が過ぎ、私も含め、みなそろそろこの暮らしに慣れてきたように思います。
手の洗い方や洗うタイミングもすっかり身についてきたし、ジョギング中の人のよけ方も上手になってきました。家に入る時は上着は玄関にかけるとか、洗濯は60度以上のお湯でするとかといったことも当たり前に。制限された暮らしの中での日々のルティーンも生まれてきました。

今日は友人ニーヴが今週から開講したピラティスのオンライン・クラスを初受講しました。
新型コロナによる外出制限で、アイルランドではオンラインのヨガ、ピラティス、各種フィットネスのクラスがたちまちのうちに普及。おそらく今、外出制限が続いている世界のほかの国々でも同様の事情かと思います。

ほんの数日前まで存在も知らなかったZoom(ズーム=パソコンやスマホで会議やセミナーが出来るアプリ)とやらを早速ダウンロードして、昨晩ニーヴとカメラや音声のテストをして、今日の初クラスに臨みました。
受講者は私を入れて6名。画面の大きいところにインストラクターのニーヴがいて、周りの小さいところに私を含めた参加者全員が見える。すご~い、私が行くんじゃなくて教室がうちに来ちゃった!

極端な例えではありますが、アンネ・フランクは2年間も隠れ家生活してたんですよね。全く外に出ることも出来ず、見つかるかもしれない恐怖におびえて。
それに比べれば私たちは、遠出が出来ないだけで散歩もジョギングも出来ますし、何よりも空間を越えるテクノロジーの助けがあります。ウィルスという言葉はコンピューターに侵入するもの…という意味で定着していましたが、今やそれが私たちの実世界にあって、コンピューター・ワールドにいる方が安全だというパラドックスが成り立ってしまったのです!

学校が閉鎖されて3週間目に入り、アイルランドの国営放送RTÉの教育チャンネルでは、今週から小学生向けにホーム・スクールの放送が始まりました。
60分の放送を1・2年生、3・4年生、5・6年生用3つのセクションに分けて、英語・アイルランド語のバイリンガルの先生たちがホンモノの学校教室(だと思います)から授業をします。どんな感じかしら…と思って見てみたら、小学生向けなのに引き込まれて最後まで見てしまった(笑)。


RTÉ Home School Hub: Monday 30th March(昨日の初回放送。1・2年生は地理、3・4年生は数学、5・6年生はアイルランド語の授業です)

テレビなのでエンターテインメントの要素も多少はあるでしょうし、もちろん学校と全く同じというわけにはいかないでしょうが、私が小学生だったら毎日とても楽しみにしたと思う。ネット上で関連する教材をダウンロードしたりも出来るようです。

観ている子どもたちは習ったことを早速やってみせたり、家でどんな風に過ごしているのか(ペットと遊んだり、庭でスポーツしたり、編み物したり、歌を歌ったり…笑)をビデオに撮って、TV局に送ることが出来ます。
それをまとめた映像がこちら→Watch: RTÉ Home School Extra

これを見た日本の皆さんは、外出できなくなってもこんなに広々した庭があるならいいじゃない!って思うことでしょう。(笑)

仕事も、学校も、趣味も自宅で…というこの経験は、私たちの生活の一部や価値観を確実に変えていくように思います。
仕事は行かなくはならないもの、学校は行かなくてはならないもの、と多くの人が思っていました。ところがそうでもないようだ、あれはただの慣れだったのね、なんてふうに。
新型コロナが終息してもとの生活が戻ってきても、以前と全く同じではなくなっているかもしれません。

在宅勤務3週目に入った友人のクリスティーンが、同僚とオンラインでブック・クラブをしたの、と先日話していました。
ブック・クラブというのは、同じ本をみなで読んできて集まり、読後の感想などを語り合う座談会のこと。
クリスティーンの話を聞いて楽しそうだなあ、と思っていたところ、思いがけず私にもお誘いが。日本にいる『赤毛のアン』のお友達がオンラインでの読書会(と私たちは呼んでいます)を企画してくれたのです!
Zoomもダウンロードしたところだし、なんというタイミング。早速お題の書が発表され、9000キロの距離を越えた読書会に向けて読み始めたところ♪

キャンセルの×ばかりがついたダイアリーが、少しづつ新しい予定で埋まってきました。

memorialpark0320
ジョギングのルート上にある戦没者記念庭園(War Memorial Gardens, Dublin)にて。ベンチにはもはや誰もすわりません(ウィルスがついているかもしれないから)。原っぱでソーシャル・ディスタンスを維持して離れておしゃべりしている近所の人たちがいました

※アイルランドにおける新型コロナウィルスの感染状況は、最新情報が日々こちらにアップデイトされるようになりました
COVID-19 National Summary

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コメント

BOOK CLUB

読書会のことを英語でブック・クラブというのね!
そういえばYukaさんに連絡した時、カナダではリラの読書会をオンラインでやっているとおっしゃっていました。
やっぱり読書の楽しみを共有するって楽しいものね。
読書会、楽しみにしていま〜す!

Re: BOOK CLUB

こちらこそ楽しみにしています。ありがとう♪

やっぱり本の国、文学の国だからかな、ブック・クラブ、いろいろなところでやってます。
大昔、ジェイムズ・ジョイスのに参加したことがあるんだけど、初対面の人と、母国語じゃない言語で、しかもジョイス!…ってのは私には難しかったみたい。ひと言も発せられなかった。アンだったらよかったかもしれないけど(笑)

アイルランド人は人と集うのが好きだから、趣味の会とか、大人のクラブ活動、こちらでは盛んです。
スポーツ以外のインドアの趣味だとクイズとか、ポーカーとか、手芸とか。昼間のパブに集まっておしゃべりしながら編み物したりとかね。
今はみんなオンラインでやってるのかな。昨日テレビのニュースで、高齢者の友人グループがZoomでエクササイズしてる様子が映ってて微笑ましかったです♪

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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