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UKのロックダウン、季節外れのプラムプディング、など…

東京オリンピックの延期が発表された今日。隣国イギリスでは、先ほどついにロックダウン(封鎖)宣言が。
明日から3週間、イギリス全土で外出は不要不急のみ、同居家族以外は2名以上の集団で群れていたらお巡りさんが引き離すのだとか。
ほんの1週間前までは閉鎖も制限もすぐには行わず、まずは集団免疫を獲得して…と言っていたイギリスですが、感染件数の急激な増加で、いつの間にか強硬な「封じ込め」策に転じていました。この柔軟さは、ある意味すごいと思います。EUを離脱してしまったくらいの国ですから、自説に頑固に固執するのかしら…と心配しましたが。
(集団免疫を獲得する方策ですが、ジョンソン首相が自信たっぷりに話すのでそうなのかなあ…という気になり、日英のいろいろな記事を読んで理解しようとしましたが、イマイチ説得力がなくて私はピンとこなかった…)

これを受けてアイルランドと地続きの北アイルランドもロックダウンすることになるるわけですが、南北の国境はいったいどんな様子になるのでしょう。ブレグジットとはまた別の、ウィルス対策による国境問題が…。
仕事や買い物で日常的に行き来している人も多いので、明日の朝から突然通れなくなる…ということ?

とは言え、隣国の発表に驚いている場合ではなく、アイルランドも明日にでもロックダウンが発動されてもおかしくない状態です。
感染件数は昨日より219増え、1125件に。ついに1000件を超えてしまいました。新たに2名の死亡が確認され、死者6名に。
北アイルランドは昨日より20件増で148件となり、新たに1名死亡で死者3名に。
今日は、アイルランドのメイン銀行のひとつバンク・オブ・アイルランドが一部店舗を除いて全国の店舗閉鎖を発表。国内のマクドナルド全店が今晩から閉鎖、スーパーマック(アイルランド資本のファーストフード店)、コスタ(カフェの大型チェーン)もそれに続くそうです。レストラン、ホテルも次々一時閉鎖しています…。

お天気の良かった日曜日の昨日、行楽地に多くの人が集ってしまったこともあり、外出に関してより厳しい制限を勧告するかどうか政府は明日医療チームと話し合って決定するとのこと。ヴァラッカー首相の発言から、アイルランドは出来れば政府が強制するかたちを取らずに、自主的にソーシャル・ディスタンスを維持して感染拡大を食い止めたい、と考えているようです。
対策モデルは韓国で、ソーシャル・ディスタンスの維持、検査の実施、接触者のトラッキング…の3本柱で進める考えだと。

昨日はアイルランドでは母の日でしたが、一緒にフランスへスキーに行った仲間たちはまだ自主隔離中のため、お母さんに会いに実家へ行った人は誰もいませんでした。
皆で日々連絡を取り合っているのですが、実家の玄関に花束とカードだけ置いてきたわ、とか、窓から家族の顔だけ見てきたよ、などと言っていました。
友人ディヴィッドは実家が遠いのでプレゼントを持って行くのは次週にしたそうですが、お母さんから逆に手作りのプラムプディングが送られてきたので、一緒に食べようよ、と誘ってくれました。
ディヴィッド、クリスティーン、私の3人は他者に接触しないことを条件に3者同盟を結んでいるので(笑…詳しくはこちら)。

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ディヴィッドのお母さん手作りの見事なプラムプディング!

プラムプディングは通常クリスマスに食べるもので、ディヴィッドのお母さんは毎年たくさん作って、遠方にいる家族や知人にプレゼントしています。私も包み紙にマジックで大きく「NAOKO」と書いたものをいただいたことがあります。
クリスマスまでまだ何ヶ月もあるのに、なぜか今作って送ってきてくれたそう。
「ディヴィッド・ママ、ありがとう!」と3人でおいしくいただいている写真を撮って送ったら、即、返信があり、「残りはアルミホイルにしっかり包んで保存すること。外出せずに、家にいるように」…だって。なんだかうちのママも言いそうなことよね、クリスティーンと2人で笑ってしまいました。
そうか、季節外れのプラムプディングは、このような非常事態に人の多い街にいるあなたを心配してますよ、おいしいもの食べて家にいてね、というディヴィッド・ママの親心だったんですね。

実家へ行けない母の日に、実家が海の向こうにあってたやすく行けない私のことも誘ってくれて、プディングと優しい気持ちをシェアしてくれた友人。
大変な時だけど、心のヘルプを大事に考えるコミュニティーにいられることを心底幸せに感じたのでした。

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今朝いちばんに目に入ったSNSでシェアされていた心温まるニュース。南西部ウェックスフォードのパブの店主が、ご近所のお年寄りの常連さんに生ギネスを配達してあげているのだそう。パブが閉鎖して早10日、社交の場を失ったお年寄りが元気にしているかな、独りぼっちで心細くしていないかな、という心配りも一緒に届けていることでしょう

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コメント

うちの母もそう。

三者同盟とプディングのお話、にっこり笑いながら読みました。
それから「外出せずに、家にいるように」というディヴィッド・ママのセリフ。
実は私も同じことを母からフェイスタイムの画面から言われました。^^;;

両親たちは買物も自粛してる様子です。
高齢の両親、父も母も持病があるので感染は心配ですが、家に閉じこもってると夫婦喧嘩と運動不足が心配です。
楽しい会話につながるような何か新鮮でおいしいものを送ろうと考えてます。

Re: うちの母もそう。

ようはっぱさんママも!(笑)
こちらの友人と親の話をしていると、うちもそう!ということが多くて、世界どこでも親は同じだなあ、と思います。

そうなんですよね、高齢者は自粛しているので運動不足とか、メンタルが心配になりますよね。
でも、これを機会に連絡をより頻繁に取るようになる人もいると思うし、普段当たり前のことがありがたく感じられたりして、なんだか私たちがウィルスに試されているようにも思います。

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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