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新型コロナウィルス、アイルランドの現状

依然として猛威を奮い続ける新型コロナウィルスですが、アイルランドからも感染者が出始め、この1週間で日に日に件数が増えています。
先週土曜日(2月29日)に最初の感染者が特定され、あっという間に今日までに18人に。北アイルランドでも4人目が特定されましたので、島内で22人となります。感染者の多くが北イタリア帰りの人ですが、ここ数日のうちにそうではないケースも現れ始めました。ついにアイルランド島内での相互感染も始まったようです。
感染者が通学していたダブリンの学校一校とカウンティー・クレアの2校、通勤していたリマリック大学病院、入院していたコーク大学病院が一時的に閉鎖。今日は新たな感染者のひとりがダブリンのトリニティー・カレッジ大学関係者であったことがわかり、大学の一部が閉鎖されたとも報じられました。
アイルランドは現在「潜伏期」で、今後も感染の件数は増えていくと見られています。

とは言っても、現状では、'business as usual'(=通常通り)。他国同様、石けんとお湯での20秒間の手洗いや、咳やくしゃみをするときは手や袖口で覆うことを励行しつつ、感染の事例のない公共施設などは通常通り営業しています。イベントや集会もかなり大規模なものでない限り、検討対象にはなっていません。
10日後に迫った3月17日のセント・パトリックス・デーのダブリンの大パレードは5万人規模のイベントとなるため、予定通り行えるかどうか懸念されていましたが、本日政府より、今後状況が変わる可能性はあるものの、現時点では中止を勧めるには至らないとの正式発表がありました。
国内では南部のヨール(Youghal. Co. Cork)のみがセント・パトリックス・デーのパレード中止を決定したことになりますが、近くのコーク大学病院の入院患者から感染が見つかり、感染元が未確定なのを懸念してのことかと思います。

近いうちにアイルランドへ渡航予定の方もおられることでしょう。
現状では、日本を含む感染指定国からアイルランドへの入国制限は行われていません。ただ、ライアンエア、英国航空、ルフトハンザ航空などが今月のある時期より一定期間就航数を減らすとアナウンスしていますので、渡航ルートによってはフライト・キャンセルの影響を受ける可能性がありますが、その場合は航空会社から個々に連絡があることでしょう。

政府保険医療機関からの指導内容は、感染指定国(地域)へ渡航して14日以内、もしくは同国(地域)から来た人と接触して14日以内に、咳や発熱などの症状のある人はGP(家庭医)または救急電話(112または999)に連絡すること。症状のない人は通常通り…です。
近々アイルランドに入国予定のある方は、どうぞ体調を万全に整えていらしてください。ダブリン空港の入国審査場にHSE(Health Service Executive=保険医療執行官)の担当者がいるそうですから、万が一到着時に体調不良であれば、速やかに申し出ていただくのが良いかと思います。

あ、ちなみにマスクはこちらでは病気の人、医療従事者が着用するという認識で、一般の人はしていません。感染防止には効果がないと説明されています。
先週土曜日に最初の感染ケースが報じられてから薬局へ買いに来る人が増えているとラジオのニュースで聞きましたので、多少の混乱、パニックはあるようですが、している人は見かけません。
病気でない人がつけるのは、エコの観点から良くないと考える人も多いです。

私はといえば、生涯でこんなに手を洗ったことはないかもしれません…!(笑)

アイルランドにおける新型コロナウィルスに関するガイダンスは、下記HPにて随時アップされています。今後状況が変わる可能性もありますので、渡航を控えている方はどうぞご確認を。
HSE - Coronavirus 保険医療機関からのガイダンス(英語)
在アイルランド日本大使館 「領事・安全情報」をご覧ください(日本語)

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窓辺のスイセンとヒヤシンスが咲き始めました♪

※上記は3月6日の記事です。アイルランドにおける新型コロナウィルスの状況は、その後刻々とアップデイトされています。
セント・パトリックス・デーのパレード中止、『ケルズの書』閉鎖…(3月10日)
アイルランドもついにコロナ「封じ込め」対策、学校・文化施設など閉鎖(3月14日)
フランスでのスキー旅行を終え、コロナウィルスの現実に直面…(3月15日)

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コメント

ありがとうございます

3月に留学予定のヤジマです。貴重な情報ありがとうございます!
やはり増えてきましたね...。初期段階での大規模なイベントを中止することで感染拡大を防げている地域もあります(フィリピンや台湾など)
セントパトリックスデーはアイルランドにとってとても重要な祝日と聞いています。
規制の甘さから感染拡大を止められなかった日本を目の当たりにすると、きっとこのイベントで爆発的に感染者が増えてしまうんだろうな...という予感しかしません...
ナオコさんもどうぞお気をつけ下さい!

心配です

直子さん、こんばんは。
2月の上旬は大変お世話になりました。
未だに興奮冷めやらぬです!
私がダブリンを訪れた時、コロナで少々心配しておりました。
今は友人がイギリスとアイルランドに旅行に行っています。
アジア人への差別行為が毎日報道されていますが、友人はアイルランド留学の経験と、そこで知り合った友人たちと一緒に楽しく過ごせているようです。ホッ。。

アイルランドは私の心の故郷です。
どうか皆さんが無事に乗り越える事を願っております。


Yuko

Re: ありがとうございます

ヤジマさん、ありがとうございます。
毎日ちょっとずつ増えていて、一人重症方も出ているので、セントパトリックスデーのパレードは本当にやるのかな、って感じです。
ヤジマさんもどうぞ安全にお過ごしください!無事にこちらにいらっしゃれることを願っています!

Re: 心配です

Yukoさん、こちらこそありがとうございました!
アイルランドでは、アジア人に対する差別は聞きません。報道されるとどこでも起こっているように思えてしまいますが、ロンドンとかパリとか人の多い大都市で、教育がいきとどいていないごく一部の人だけがしているのだと思います。
ご友人の方、Yukoさんや皆さんがどうぞ安全に過ごせますように。私も気をつけます、ありがとうございます!

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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