先日、
「赤い実」のことを書きましたが、「赤い葉」、いわゆる紅葉はアイルランドはイマイチ…というのが、長い間の私の認識でした。落葉樹はそれなりにあるものの、木の種類&気候のせいで、真っ赤に染まるのはツタの葉くらい。
ところが、今年の秋は葉が赤くなっている木をいつもより目にするような気がする…。そんなことを思っていた矢先、近所をランニング中にサクラの葉が赤く色づいているのに気が付きました。

きれい!思わず足を止めて写真を撮りました
私の故郷・信州ではサクラの木は真っ赤に紅葉しますが、アイルランドでは多くが緑→黄色→赤くならずに枯れて落ちてしまいます。アイルランドではサクラの赤い葉は見られないと思っていたので、秋晴れの空にキラキラ輝くのを見て感激。
ところで、葉が赤くなるのに必要な条件は以下の3つだそうです。(こちらのサイトを参照しました→
生きものワンダーランド/Q.秋(あき)になると葉(は)っぱが赤くなるのは なぜ?)
①日中の天気が良いこと(赤い色素となる糖分は光合成によって作られるため)
②昼と夜の寒暖の差があること(夜の気温が高いと昼間作った糖分を使って木が活動してしまうため、あざやかな赤にならない)
③適度な雨や水分があること(乾燥しすぎると葉が紅葉する前に枯れてしまう)
確かに今年の秋は、例年に比べ①②の日が多いように思います。③についてですが、昨日は一日中土砂降り、今日は晴天…と、このところ激しい雨とカラリ晴れた日が交互に繰り返されているので、その結果、いつものシトシト降ったりやんだりする天気よりも「適度」な水分が保たれているのかもしれません。
とは言っても、同じ木なのにまだ黄色にさえなっていない葉っぱも。やっぱりアイルランドの紅葉、日本と違ってなんだか自由だなあ(笑)。

陽当たり具合などで差が出るのでしょうか。緑→黄→赤のグラデーション状態もなかなかきれいです
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