今年2月、アイルランドのラグビー事情を切り口に英国のEU離脱問題をTV取材してくださるということで、当地でのコーディネートをさせていただいたことがありました。
(※過去ブログ→
FNNニュースで北アイルランド国境問題…これからオンエアです!/
FNNニュース アイリッシュ・ラグビーと「EU離脱」)
その時に取材に訪れてくださったFNNロンドン支局の立石修支局長が、ラグビーワールドカップ開催中の今、TVニュースでは伝えきれなかったことを含めて、取材内容を再び記事にしてくださいました。アイルランドがニュージーランドと対戦する今週末の準々決勝に向けて、ぜひご一読下さい!
「EU離脱はラグビーには手出しはできない」紛争を乗り越え引き継がれるアイルランド“統一チーム”の魂(FNN PRIME)
ラグビーを切り口にしたこの取材は、私がぜひ!とお願いして、立石支局長に来ていただいたものです。北アイルランド紛争の間も断絶することなく、「統一」アイルランドで代表チームであり続けたアイリッシュ・ラグビーの真髄を、ワールドカップ前にぜひ日本の皆さんにも知って欲しかったので。
この時に
取材にうかがったバンブリッジRFCやバリメナRFCでは、地元の皆さんに大変よくしていただきました。バリメナでは試合前の昼食会にもご招待いただき、試合を観戦、その後の飲み会も取材させていただき、とても楽しいひとときでした。(その時のことはいずれご紹介します!)
当地の人々の熱い想いを感じたあの取材から6か月。ラグビーワールドカップとEU離脱交渉は、奇しくも時を同じくして重要な局面を迎えています。立石支局長が記事の中でおっしゃる通り、選手たちがいつまでも「共に肩を組み(Shoulder to shoulder)」、「アイルランズ・コール」を歌い続けられることを願うばかりです。

取材の日に私たちが観戦したのは、北アイルランドのバリメナRFCとアイルランド共和国のオールドウェズリーの対戦。勝利したのは国境を越えて試合に訪れたオールドウェズリー(黒のジャージ)。ワールドカップで、勝敗を分けた選手同士が花道をつくって送り合う「ノーサイドの精神」が話題になっていますが、この日も負けたバリメナ(白&赤のジャージ)の選手たちが悔しさをにじませながらも花道をつくって訪問チームを送り出す姿が印象的でした
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コメント
ようはっぱ
ラグビーの精神を体現しているんじゃないかなあと思っています。アイルランド代表は。
どうなるのか、どうするのか、ほんま。
発信するメディアの力は大切だと思うので、引き続き取り組んでいただけるとありがたいです。
離脱問題で選手の方達が振り回されないように願っています。
2019/10/16 URL 編集
naokoguide
アイルランドのラグビー代表は勝ち負けだけではない、政治に振り回されない、友好と平和の象徴みたいなものだと私は思っています。これからもそれは変わることはないでしょう。
2019/10/22 URL 編集