先日治療した奥歯のクラウンが出来上がり、今日は歯医者さんへ。過去にもこのブログに登場している、数々の逸話の多いグレッグ先生です。(→
ダブリンの歯医者さん/
5年ももった・・・グレッグ先生の手作りクラウン/
歯医者の珍事…)
前回はラボでなくされてしまった私のクラウンですが、今回は3週間で無事に完成。な、なんと、金歯です!(笑)

先生が嬉しそうに見せてくれたので、私の口の中に入ってしまう前に写真におさめました(笑)
ちょっとだけハート型…でなんだか可愛い、かも。
前回は見える部分だったのでセラミックで作ってもらいましたが、今回は奥歯なので、先生の勧めに従って金にしました。金歯…ってなんだかおばあさんみたいで、いくら見えない部分とは言えちょっぴり抵抗があったのですが、いざ出来てきたものを見たら、なんだか愛着がわいてきた!
銀の土台に金がかぶせてあるそうですが、先生いわく、クラウンの素材としてはこれが最強だそう。
ここ数年、子供の頃にした歯の治療に次々寿命がおとずれ、毎年のように新しいクラウンをしている気がします。歯のために仕事してるの~って冗談を言いたくなるほどお金がかかるけれど、考えてみれば、子供の頃にした被せモノがざっと40年もったんですよね。十分もとは取れているのでした。
グレッグ先生はいつも、70年代、80年代に日本で治療された私の歯に興味津々です。先生が医学生の頃、「こういう治療が最先端です」って習ったことが、私の口の中にいろいろ詰まっているらしいのです。(笑)
金属が多く使われていることにも驚いたよう。アイルランドではセラミックの白いクラウンは保険対象になるけれど、金属はならないので、口の中に金銀がたくさん使われている、イコール、日本人、お金持ち~!…って思ったらしいです。
コレ全部、保険で治療しました、って言ったら、「そうなのか!じゃあこれからは日本で金銀はめて、アイルランドで上からセラミックかぶせたら完璧だね~、は、は、は」って納得していました(笑)。
セラミックよりも金属の方が人の身体に合うんだよ、と、グレッグ先生。今流行りのジルコニアはどう?と聞いてみると、あまり好みではない様子。これまでに患者さんの希望で4人にはめたけれど、なんだかイマイチだったよな~って首をかしげていました。
金属の方が強固だけど柔軟性があるらしく、人の身体にフィットするみたいですね。
そして、考えてみれば当たり前なのですが、クラウンはすべて手作りなんですよね。専門の職人さんが手作りする二つとして同じもののない、唯一無二の作品みたいなものなんだ!って、今日、これから自分の口の中に入る金歯を目にして、なんだかじーんとしてしまいました。
今はコンピューターで作る技術もあるそうですから、「次世代にはこの職人技術も失われてしまうねー、人の歯はやっぱり人の手で作らないとねー、云々かんぬん…」と、麻酔で固まってうまくしゃべれない私相手に、今日もグレッグ先生節、絶好調!…で面白かったです。
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コメント
Fiona
ありますが、グレッグ先生の話とても好きです!
それにセラミックより金属のほうがいいんですね。
しかも銀の上に金で最強(笑。
私は最近、U型の電気歯ブラシに興味津々です。
2019/09/05 URL 編集
naokoguide
昔から歯磨き大嫌いで、世の中こんなに発展しているのに、歯磨きとか身体を洗うとか、基本的なことはなぜいつまでも手動なんだろう…って思ってました(笑)。
グレッグ先生の話、楽しんでいただけて嬉しいです(笑)。
この先生にかかるようになってから、歯医者通いが楽しみになりました!
2019/09/06 URL 編集
Fiona
私も仕事でもう寝たーいのときには
体洗うのが面倒になります。
そういうときにはたとえば
タオルを変えたり(日本てぬぐいは何もつけずに
こするだけで垢が出てきて楽しい)
石鹸を変えたり(クレイで洗ったり、お風呂に
溶かす)
などして気持ちを鼓舞しております・笑
2019/09/07 URL 編集
naokoguide
お風呂に溶かす…は魅力的♪
2019/09/07 URL 編集