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歌の「キャリックファーガス」はここ?

一昨日よりリピーターのお客様、O様ご夫妻をご案内させていただいています。
前回ご一緒したのは3年前。グループの周遊ツアーで主要な名所はご覧になられたので、今回は、前回行かなかったO様のご興味のある場所をめぐる、ご夫婦お2人のプラベートご旅行です。

昨日はベルファーストの北20キロ程の海沿いの町、キャリックファーガス(Carrickfargus, Co. Antrim, Northern Ireland)を尋ねました。
『キャリックファーガス』というよく知られたアイルランド民謡があり、同名のこの町が舞台ではないか、ということで。

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12世紀築城のキャリックファーガス城

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キャリックファーガスは1690年、ボイン川の戦いにおもむくウィリアム3世王(オレンジ公ウィリアム)が上陸した地。上陸300周年に建立された等身大の銅像(等身大にしてはちょっと小さい気がするのですが…)

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ボイン川の戦いでのウィリアム3世の勝利でアイルランドの権利が地に落ち、苦難の歴史が…。王様ご一行が到着した港がここ

「I wish I was in Carrickfergus(キャリックファーガスにいたらなあ)」で始まる歌の前半は海にまつわる歌ですが、3番の歌詞には地理的に離れた南東部のキルケニー(Kilkenny)が登場するので、歌の舞台が確実にここであるとは断言できないようですが、哀愁漂うバラードは内陸より海沿いの方が雰囲気がしっくりきますよね。

O様がお好きなケルティック・ウーマン(Celtic Woman)が歌う「キャリックファーガス」

ちなみに英国のウィリアム王子が2011年のご結婚を機に叙された爵位は、「キャリクファーガス男爵」だそうです。

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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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