
躍動感あふれるパフォーマンスにくぎ付け!いつも笑顔で演奏してくれた高校生3人組
青木村の義民太鼓チームの皆さんが帰国して2日が経ちました。
無事に村へ到着し盛大な歓迎を受け、子供たちは今日から学校へ通学したと聞いています。(長野県は夏休みが終わるのが早いのです!)
私も次のお客様をお迎えし、昨日から新しい旅のご案内が始まりましたが、あともう1回だけ、大成功となったゴールウェイでのバスキング(路上ライブ)の様子をご報告させていただき、青木村義民太鼓日記(ブログタイトル変更!?笑)を締めくくりたいと思います。
(
義民太鼓アイルランド公演・4日目 イニシュモア島で路上ライブ!…より続く)
実はこの日、ゴールウェイで演奏するかどうか、最後まで決めかねていました。
天候、子供たちの体力、太鼓の運搬、街中で音が大きすぎやしないか…など不安要素がいくつかあり、無理に決行しない方が無難かも…と添乗員の森部さんと話していたのです。
でも同時に、太鼓の数を減らした島での演奏でこの日を終えるのはもの足りない気もしていて、2人ともちょっとモヤモヤしていました。野外での演奏はこの日が最後(翌日はバウロン教室の子供たちとの交流会で短時間演奏するのみ)。苦労して日本から運んだ大太鼓はさすがにイニシュモアへは持っていけなかったので、それも交えたフル装備で最後に思い切りパフォーマンスさせてあげたいけど…。
そんな私たちの迷いを最後の最後で吹き飛ばしてくれたのが、地元の人たちの温かい励ましでした。
当日の朝にお弁当を届けに来てくれた
Wa Cafeのオーナーのヨシミさん、いつもお世話になっているアランニット店オモーリャ(
O'Maille)のアンさんなど、ゴールウェイの知人友人たちが「ゴールウェイで絶対に演奏して!」、「(民家や飲食店から苦情が出ても)私たちがサポートするから!」と口々に言ってくれたのです。
そんなことで、ここでの演奏を決めたのは当日の朝。前日も翌日も土砂降りの雨だったことを思うと、天気は奇跡でした。
イニシュモア島の滞在を1時間早めに切り上げ、ゴールウェイのスパニッシュ・アーチ(Spanish Arch)前でサプライズ・ライブを決行。みるみるうちに人だかりが出来、あれよあれよという間に周囲をぐるりと取り囲まれてしまいました!

正面から!いつ見てもカッコいい~

後ろ姿も決まってる…そして、見てください、この人だかり!
この日は屋外演奏最後とあり、私も動画を撮ってみました!
さすが、音楽がストリートにあふれる街。突然の演奏にも寛容、いえ寛容どころか大歓迎されてしまいました。周辺の飲食店の人たちも苦情を言うどころか、次々に店から出てきてスマホで動画を撮ったり喜んでくれました。
この日私は、皆さんのパフォーマンスの細部をよく見させていただきました。初めの頃は全体にしか目がいかなかったのが、日を追うごとに子供たちの表情、動きの細かいところにに目が届くように。

大太鼓を力強く叩く中学生男子ペアと、最年少6年生のユメちゃん。小さな手の平で握るバチから、びっくりするほどの力強い響きが

横暴なお侍にひざまずく義民たち

白目をむいて絶叫するライトくん。志半ばに絶命した義民の魂が乗りうつっているとしか思えない気迫

こんなふうにカッコよく太鼓を打ってみたいものです
地元の人たちの大声援の中、約40分の演奏が終了すると、「One more tune!(アンコール)」の嵐が。ゴールウェイの街角が熱く、熱いた...。もう涙がとまりませんでした。
今回、各地で青木村の義民太鼓を見に来てくれた人の多くが、目に涙を浮かべていました。太鼓の音は、赤ちゃんの時にお腹の中で聞いたお母さんの心臓の音だそうです。潜在意識にあるなつかしさ、赤ちゃんだった時の無垢な気持ちが自然に呼び覚まされ、あふれ出すのだと思います。
アイルランドでの皆さんの体験も一生ものですが、アイルランドに皆さんが残した感動も、言葉に尽くせないほど大きなものとなったことでしょう。
青木村の皆さん、よくぞここまでやってくださいました!郷里の皆さんをお迎えし、このようなプロジェクトが出来たことは私にとっても一生の思い出。毎日が夢のようでした。
たくさんの笑いと涙の数日間を本当にありがとう!
※今回のアイルランド公演旅行の様子は下記サイトで即時、発信されています!
→
青木村義民太鼓保存会→
義民太鼓保存会こまゆみ会アイルランド通信
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コメント
ようはっぱ
あー、懐かしい。
あそこで演奏されたんですね。
動画、ありがとうございました。
迫力ある演奏に、またまた涙が出てしまいました。
ナオコさんの子どもたちへの愛溢れるブログ読んで、私も(?)おばあちゃん目線でウルウルでした。
行ったことないけれど、青木村がなんだか身近に感じられました。
生で聴いてみたいです。
アイルランドでの今回の旅が子どもたちのこれから、折に触れ思い出されるでしょうね。
ナオコさん、お疲れさまでした。
2019/08/23 URL 編集
naokoguide
応援してくださり、ありがとうございます。青木村、どうぞいらしてください、ご案内しますよ!
2019/08/28 URL 編集